人混みの中の一人になると、緊張したり頭痛がする。 振り返るとまるで畳鰯のような情景。 車を走らせ、軽快なJAZZを聴き昼下がりに帰路。 3時間以上もパイプ椅子よりも座り心地の悪い椅子に座って、尻がくっつきそう。 隣の人も、たぶん尻が一つになって苦しんでいたに違いない。 もう隣の人は、私の肩に触れるか触れないのかの微妙な駆け引きで眠っている。 なぜそんなに狭い場所で足を組まなければいけないのか、不思議に思った。 なぜか優越感に浸っている顔をしている。 何度も何度も同じ冊子を読んでいる周りの風景に、そんなに面白い事が書いてあるのかと思い、じっくり読むが面白さは理解できなかった。 唯一面白かった事、それは言葉遣いは大切だと言いながら、人の事を「ヤツ」という言い回である。
今年はどんな年になるのか、と考えていた。 毎日が、"なるようになる"と思う今の気持ちである。
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