DiaryINDEXカコミライ

2008年09月27日(土) 最後の電話

うさぎと別れた。
昨日思い立って、今日呼び出して、伝えた。

最近いつも眼鏡だけど、今日はコンタクト。
服もメイクもいつもよりちゃんとして。

私と離れることを、少しでも後悔して欲しくて。

ファミレスで理由を聞かれて反省会に突入。
笑いを交えて、普通に友達同士みたいに。

駄目だしはできたけど、好きだったところは言えなかった。
口にしたら泣いてしまいそうで、切り出した方に泣かれたら困るだろうから。

でも家に帰ってから、それじゃ駄目だと思った。
うさぎのことを大好きだったのは本当だから。
ありがとうとごめんねを、言いたいと思った。

電話したら、優しい声で「・・・どした?」って聞いてくれた。
それだけで泣いてしまってしばらく喋れなかった。

楽しかったことや好きだったところをいっぱい伝えて。
うさぎも私といて楽しかったって言ってくれた。
さっき別れたはずの彼女に電話で泣かれて困るよねえと言いながら
ぐずぐず泣いて、話をしては笑って、また泣いて、切れなくて、
一時間経ってようやく通話を終了した。

大切にされていないと感じたことはあっても
あなたが私を好きでいてくれたことは疑ったことがなかった。
それって凄いことだと思う。そんな風に好きでいてくれたことが。
そんなあなただからこそ私はあなたを大好きだった。

過去形にしてしまった私の弱さを笑って欲しい。
かけがえのないものを手放した私を。

でも終わりにしたからこそ、またあなたを大切だと思えたの。
こんなに大切だったんだって気付けたの。
それをあなたにわざわざ伝えることが残酷だと知りながら
嫌いになって別れたわけじゃないことも余さず全部さらけ出す。

その言葉全て受け止めてくれた。
私の弱さごと受け止めてくれた。

そんな人を愛し続けることが出来なかった私を
いつか後悔させて欲しい。

もう一度得ようと思っても得られないところからニヤリと笑って欲しい。

最後まで話を聞いてくれてありがとう。
思い切りの悪い私に付き合ってくれてありがとう。
もうこんな風にあなたと電話することはないでしょう。

さようなら、うさぎ。

愛していました。


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