くるぶしニッキ

2002年01月09日(水) シナモン

今日の朝刊にミスドの折り込み広告が入っていました。
『新発売・アメリカンスコーン
外はさっくり。中は、しっとり。
手づくりの ふぞろいな姿が、
そそるでしょ。』


そんなこと書かなくてもそそりまくりだぜ、ハニー♪
ああ、食べたい食べたい・・・・と思いながら見ていると
そのスコーンは
「シナモンスコーン」と「チョコチップスコーン」の
2種類あることに気がつきました。

シナモン・・・・・・・。
さきはダメです、悲しいことに受け付けません。
・・・とある理由によって・・・・・。


さかのぼること○年前、さき中学3年生の冬。
高校の入学検定も終わって結果待ちの日々でしたが
(さきの地元は田舎なんでまともな私立高校がなく、
 ほとんどの人間は公立単願だった。今考えると恐ろしい。)
「うわーーい、これでもう勉強しなくてすむ〜。大してしなかったけど♪」
と羽を伸ばしていました。
いや、もうその時点で アタマは飛んでいたのかもしれません。
仲のいい友達と
「卒業前にこれだけはやっておこう」と話していたことを
決行するべく、着々と準備をしていました。

隣のクラスの担任「○神」(ばばあ)。
家庭科の教科担任の○神はえこひいきと女の身勝手さを
こねてまるめて炊き上げたような人で
先生として人間としても尊敬するにも値しない人間でした。
(オトナになって冷静に考えれる今でもそう思う。)

最後の家庭科調理実習の時にやるべしっ!

調理実習の時は自分達の食べる分と○神が味見(毒見か?)をする分を
作ります。
最後の調理実習は「ハンバーグ」でした。

さぁ、何を入れる?(にやり)

とりあえず友人達には
「家からいろんな調味料を持ってこい!」
「下剤があればなおGOOD!」などと指示を出し、
さきは化学準備室に向かいました。



化学準備室にはさき達が卒業するのと同時に定年になる稲○先生がいました。
さきはなぜかこの先生とだけは仲が良かったのです。

「おう!どうした???」
「先生、実はちょっと二酸化炭素の実験をしたいんで
石灰水をわけてもらいたいんですけど。」


いくらさきがおバカだと言っても
劇薬を簡単に手に入れることができないことぐらいわかってましたし、
捕まるのはもっといやです。
まー石灰水なら大丈夫だろう、みんな知ってるからおもしろいし・・・・・。


調理実習当日。
みんな目が妖しい光を放っています。
自分達が食べるハンバーグを作り終え、さて・・・いよいよ・・・。

ハンバーグのたねが入ったボウルの中に
普通は絶対入れないもの達がどんどん投入されていきます。
七味唐辛子、ガーリックパウダー、砂糖、塩、バニラエッセンス、
刻んだ下剤・・・・・そして石灰水(苦笑)

その時、友達の1人が手をすべらせてボウルの中に
ビンごとあるものを落としました。

「まーーいいか〜〜はっはっはっはっは・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・く・くせぇっ!!!!!!!」

それこそ「悪魔の粉」、シナモンパウダー でした。


異臭を放つひき肉の塊。
何とかハンバーグの形にしたものの、
焼きあがる前には全員吐き気で真っ青な顔になっていました。

そのハンバーグもどきは
「さすがにやばすぎる」ということで廃棄処分され・・・・。

シナモンに対するトラウマだけを残して
最後の調理実習は終わりました。



これぞ自爆です。
よよよよ(涙)





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