花見に行った。外出の帰りに、近所の川縁を歩いた。散り始めた桜が水面に枝を伸ばしている。それを眺めながら下流に足を運ぶ。多くの人と行き交いながら、桜を眺める。今年もまた桜が咲くのを見ることができた。来年もまた見ることができるだろうか。見られなくなるのはいつ頃のことだろうか。そんな考えとは関係なく、今年も桜は精一杯咲いている。「花の命は短くて、 苦しきことのみ多かりき。」