DOTFAMILYの平和な日々
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2002年02月04日(月) 何を書きたいのかわからなくなってしまった・・・

愚息が通っている日本語学校は、昔は駐在員の子弟しか入学できなかった。
が、バブル期に膨れ上がった駐在員の数とともに分校を増やしていった学校は、バブル崩壊後、生徒数が激減し、駐在員の子弟に限るという規則を保てなくなり、一般人(?)も入学できるようになった。
8年前に愚息が入学した時の資格は、『ひらがなが読み書きできること』だけであった。

駐在員数の減少とともに永住組み(これって実は差別表現なんですが、知らずに使っている人は多い・・・イヤ、知ってて使ってるのかな?)の子が増えてきた。
そうなると大変なのは先生である。

ここで先生というのは、文部省から派遣されて来ている校長先生と各校の教頭先生のことである。
何しろ話し合いの相手が駐在員の奥様方ではないだ。
文部省から派遣させて来た先生方は認識不足である。
自分達が一体どういう母親を相手にしているかわかっていない。

我ら永住組みの母親達のほとんどは、スーツケース一つで海を渡ってきたのだ。
そこには守ってくれる男も面倒を見てくれる親戚もいなかった。
もちろん夫婦でやって来た人達もいる。
しかし、彼らとて夫婦でアメリカン・ドリームを目指していたのだ。
こういう女は強いぜ!

言葉が不自由な中で、自分で主張しなければ誰も助けてくれいないということを身をもって体験してきたのである。
しかも、自分で主張すれば誰もが親切に助けてくれる、ということも実感している。

「え〜っ!私、英語わかんな〜い!」なんて甘ったれたことは言ってられなかったのだ。
しゃべれない・・・当たり前である。
しゃべれないなら身振り手振りを使ってでも意思の疎通を図らなければ暮らしていけないのだ。

つつましさも謙虚さも期待されては困る!
「この度こういうことに学校で決まりました。」だけで何の説明もなく納得するほど甘くない!
価値観や宗教が人によって違うアメリカ社会で基準となるのは残念ながら法律である。
道徳や常識は通用しない。
そして、通用しない常識に従う気は我らにはさらさらない。
日本でなぁなぁで甘やかされてきた先生方には苦労が耐えないであろう。
気の毒なことである。

海外に日本社会の常識を持ち込んではいけないと言っているわけではない。
日本社会を確立してはいけないと言っているわけでもない。
そういうものを持ち込んでも良いのがアメリカの良いところだからだ。
しかし、持ち込むなら持ち込むでその国の法律を調べ、合法的にやるべきだと思う。


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