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僕の窓が開いたら 君の影が一瞬見えた
あれは夢なのかな 僕は それを願っていたから じっと向こうを眺めていたよ
僕の部屋は真っ黒に塗りつぶされて 真っ白でふかふかだったベットも 大好きだった君にもらったテディベアも 全部全部真っ黒になった この部屋はね 窓から挿す光だけが 唯一 僕を照らす
君が遠くで笑っているんじゃないかって 今日も思う 今日も僕は部屋の中で 時間をもてあましてるからね 君を想うんだ ごめんね 本当にごめんね
いつかこの窓をノックしてはくれないかと 実は今日も期待してるんだ そんなことはないんだって わかっていながら期待したいんだ
窓の外の光の中に ひとりで僕が出て行ったらね こんなにも美しい景色が 僕が通るたび 黒く汚れてしまうんじゃないかって とっても怖いんだ だからいつかのように 君が僕を 連れて行ってくれたらいいのに
窓から見える 朝になればお日様が 昼にはどこまでも続く野原と風が 夜になればお月様が 吸い込まれそうなほどきれいなんだけど
君は僕の部屋へは入ってはいけないよ
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