| 手紙 |
あたしはずーっと逃げている。 どんどん、遠ざかる。
深く考えると、落ち込んでしまうから。 立ち止まってしまうのが怖いから。 あたしは振り返らずに走る。
誰かが呼んでいても、聞こえないフリをして走る。 つまづいても、つまづいてないフリをして。 前だけ見る。けど遠く先は見ない。 一歩前だけを見て、走る。
あたしは誰かを傷つけて来たかもしれない。 裏切って来たことは否めない。 たくさんの期待を裏切って、買い与えてもらった宝箱を捨てて、 手をつなぐあの子を傷つけて、でも自分は傷つかないように。
「たくさん泣いて、強い女性になりたい」なんてウソ。 なるべくなら泣きたくない。 ツライ思いはしたくない。 誰かを傷つけても、自分だけは傷つきたくない。
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けど、、君を心配してる。 この想いは伝えない方がいいんだ。わかってる。 君があの頃のままだなんて思わないけど、 その世界を少しでも覗いたことのある人には分かる。 心配してる。 素直に言えないのは自分が傷つきたくないからなんだけど、 応援してるんだよ。 いつか、ビルに囲まれた夜空を 窓の隙間から見上げて話してくれた未来が 今、君の手の中にあること、 ほんとは嬉しく思ってる。 君はあたしのこと、どう思ってるか知らないけれど。
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あなたを大切な友達だと思ってる。 男とか女とか、そんなのは関係なくて。 これからもずっと大切にしていきたいって本気で思う。 だけどあなたはそうは思ってないかも知れない。 あなたがあたしを支えてくれる大きさほど、 あたしはあなたに何も与えられてないのかもしれない。
なんて自己中な見返りの求め方かと思うけど、 少しでも感じたい。 こんな自分でも、誰かに必要とされてるってこと。 あなたを大切な友達だと思ってる。 あなたにも大切な友達だと思ってもらえるのか 時々すこし不安になる。
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今さら遅いよって笑われるかもしれないけれど、 あの時振り払おうとしたたくさんの手を。 周りの人たちを。 大切にしたいと願った。
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2004年09月11日(土)
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