| 居場所 |
大学で同じ部活の同期だった友達と学祭のフリマを出した。 卒業したけど、なんらかの形で学祭に参加したかったからさ。
大学時代は4年間、毎年めちゃくちゃ楽しみにしてた学祭。今回一般人としての参加はこんなにもどうでもいいものなのかと知って、そんな自分にガッカリした。
全然他人事。全然楽しくない。
フリマ自体はよく売れたし、久しぶりの友達にも会って楽しかったんだけど、なんかほんと微妙な気分ななった。
去年まで自分が立っていたステージ。 なんにも難しいこと考えずに、ただ音楽を楽しんでた場所。だからこそ観たくなかった。なんだか悔しかった。きっと現役の学生が羨ましかったんだろう。
部活の後輩にもちらほら会ったけど、みんな変わったなぁと思ってしまった。後輩でいた時は幼かったのに、大人になったんだろな。 なんだかそれさえ受け入れられなくて、素直に切なくなってしまった。 もう、あたしの知ってるあの子たちではない。 もう、あたしになついてくれてたあの子たちではない。
あたしも変わったし、みんなも変わってく。 そんな当たり前のことさえ受け入れられない自分が悲しい。
もう、あたしの好きだった部活ではない。 もう、あたしたちの居た場所ではない。
あたしたちも大人になって、今はそれぞれの新しい場所で新しい仲間と過ごしてる。
そんな当たり前で普通のこと。
離れて改めて感じた淋しさ。
時が過ぎるのって恐いな。 こうやってひねくれ者のあたしは、いろんなものに背を向けていくんだろうな。
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2005年11月04日(金)
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