『別れる』んぢゃなくて『離れる』んです。

最初で最後の夜でした。
恥ずかしいくらいお互いを求め合いました。
私は貴方を苦しめたく無い。
辛い想いをさせたく無い。
逢えば逢う程傷付くのは私も同じ。
だから傍に居ちゃいけないのです。
感情を止める事等誰にも出来ない。
走り出した欲望を止まらせるには
無理矢理引き裂くしか無い。
お互いの為。
お互いを何よりも大切に想うからこそ。

私はもぅ絶対にお台場の観覧車には乗りません。
私はもぅ絶対に新宿アルタの前を歩きません。
私はもぅ絶対にあの小学校の横を通りません。
私はもぅ絶対に駅前の坂の上で立ち止まりません。
私はもぅ絶対に貴方の温もりを忘れません。

ねぇ何時か。
別々のひとに恋をする日が来るのかしら。
私達に其れが出来るのかしら。
ええ、きっと出来るのでしょう。
解っているのです。
人間なんていい加減な生き物ですもの。
だけど私は物凄く嫉妬しているのです。
何時か現れるであろぅ、私が超えられなかった壁を
いとも簡単に超えてしまうひとに。
ねぇどぅしてこんなに切ないのでしょうか。
どぅして出遭ってしまったのでしょうか。
運命は何処まで残酷なのでしょうか。

嗚呼でも決して。
私は。
この感情を出遭いを存在を否定したくは無いのです。
永遠に生き続ける事でしょう。
最期に思い出すのは。
絶対に。
貴方の事よ。
2002年12月16日(月)

かつて・・。 / 桃色少女

My追加