いそいそと仕事を終わらせて。
とっておきの御洋服を着て。
予約までしたケーキとプレゼントを抱えて。
冷たい風の中。
白い息を吐いて彼の家へ急いで。
迎えに来てくれた彼の手は暖かくて。
一緒に買ったハロゲンヒーターの前で。
彼の手料理を食べて。
子供シャンパンを空けて。
15cmホールのケーキを丸ごと食べて。
プレゼントにとんでもなく不細工な猫の置き物を貰って。
私に似てるなんて笑いあったりなんかして。
『天空の城ラピュタ』を観て。
キスをして。
ぎゅってして。
シャワー浴びて。
この日の為に買った特別なランジェリーに着替えて。
明かりを消して。
蝋燭灯して。
抱き寄せられて。
後ろから。
撫で撫でして貰って。
撫で撫でして貰って。
撫で撫でして貰って。
身体中舐められて。
熔けて。
熔けて。
ぎゅってして。
いっぱい。
いっぱい。
感じて。
疲れるまで。
それから眠って。
一緒に眠って。
目覚めたらお昼過ぎで。
馬鹿みたいだねって笑いあって。
またぎゅってして。
感じて。
本当に。
本当に。
馬鹿みたい。

おとうさん。
おかあさん。
ごめんなさい。
わたし。
いけないことしちゃったよ。
かみさまにはないしょにしてね。
ごめんなさい。
2004年12月26日(日)

かつて・・。 / 桃色少女

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