「老い耄れ犬の口笛。」

名古屋に行く事を諦めた夜。
別に御金が無いとか。
怖気付いたとかじゃ無く。
そうする事が彼にとっても私にとっても
最善の方法だと思ったから。
彼にとって私は特別な存在とかそんなんじゃ無いし。
私は彼の事を大切に思っているけれど
傷付くのはもう厭だし。
目移りするのも当たり前の話だから
信じてるとか
待ってるとかいう言葉も必要無い。
寂しかったり不安だったりとかも
全く無いと言ったら嘘だけど
彼はそんな事全然思って無いだろうから
私がしっかり前を向いていれば良いんだって。
解った。
独りになっても啼かないように。
独りででも生きていけるように。

受け止めなくちゃ。
2005年01月31日(月)

かつて・・。 / 桃色少女

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