思い出に変わるまで
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彼が有給を取ってツーリングに行ってた午後。 メールが入った。
「大変なことになりました。同行の仲間が事故った。詳しくは夜電話するから」
瞬間、本人がメール送ってきたからさとしクンは無事だという事は普通に考えて分かるのに気持ちだけが不安定になって一瞬ワケが分からない状態になった。
「さとしクンにケガはないの?友達は命に別状はないの?」
すぐ返事は来て
「僕は大丈夫。友達は右足を骨折して入院です」
直に電話したかったけど、仕事中だし、向こうも今立て込んでると思ったから一刻でも早く彼に会いに行くつもりで仕事を片付けた。 緊急の仕事が夕方から入って仕方なく残業して。 速攻さとしクンの家に向かった。 途中で電話しても捕まらず、取りあえずバイクが無ければ帰ろう。
私が彼の家のすぐ近くから電話したときには部屋に居て、顔を見た瞬間安心して力が抜けた。 それまでは胃が痛くて仕方無くて、無傷、無事だと聞いてても安心できなかった。
道中いろんな事考えて、もし彼を失ったら・・なんて妄想したりした。 自分の中でかなり大きな存在に育ってしまってる。 すごく脅威な存在。 失いたくない
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