思い出に変わるまで
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もう暦は二月ですね。 もうそろそろ憎い、憎い花粉症の季節。 日に日に暖かくなるのは嬉しいけど日に日にスギ花粉さんとの出会いが近くなると思うと憂鬱です。
1月末に祖母の法事に長野へ行ってきました。 宿泊は湯田中温泉だったのですが。 また一つ考えてしまう事がありました。
母の兄弟が集まり湯田中温泉に5部屋程借りて何家族が宿泊したのですが、 母の為にバリアフリーの部屋を特別に用意してくれたのです。 段差もなく、和洋室で広くスペースは取られていたのですが、この部屋がバリアフリーなのか?と疑う箇所も多々。
トイレに手すりが付いてない。 トイレの間口も狭い お風呂なんて言語道断。 入り口からして車椅子で入れるスペースが無い。 浴室に入るに段差があり、浴室から浴槽までの間にも一段ある。 何より驚いたのが浴室に入る扉が内開きなんだけど普通90°は開くじゃない?中途半端に開くんよ。 これじゃ、介助する人どころか、普通に歩ける人でも横幅ギリギリじゃないか!?
大体、古い旅館が改装する際、バリアフリーの部屋を用意したり、設備を一部バリアフリー化する事が多いけど、今回の旅館は見た目すごくきれいでロビーなんかも豪華チック。 なのに部屋はこんなんかい?と残念な結果になってしまいました。
大浴場にはシャワーイスが置いてあるけど当然、湯船に浸かるまでには幾つかの大、小の段差があり、母を連れて行く事は出来ず、普通の部屋にある内風呂のほうがよほど段差がありませんでした。
なので父と私で母を介助しながらお風呂に入れましたが、せっかく温泉地に来てまで水道水のお風呂になってしまった事が残念でした。
宿を用意してくれた母のお姉さんも部屋のバリアフリーと食事が布団座りにならないようにテーブル仕様にする事は気を回していただいたのですが、お風呂まで気が回らずゴメンネと言ってくれたのですが、こちらもそこまで甘えるワケにもいかず・・・。 なかなか無いですもんね、障害者に完全対応できる宿って。 一般の施設でどれだけこちらが創意工夫してあわせる事が出来るか。 障害者の数だけ障害の種類があるわけですから。
母はディサービスのお風呂だとゆっくり好きなだけ湯船に浸かることが出来ないから部屋風呂でも十分嬉しかったと言ってくれました。 温泉地に来たのなら温泉に入りたいのが本音ですよね。 かと言って車椅子であれこれ介助されながら風呂に入る姿を一般の方に見せながら入る大浴場も嫌でしょう。
いつの日か母に温泉旅行を味わってもらいたいと思い、スロープのある温泉、完全バリアフリーの宿などネットで探しましたが意外とありそうで無いんですね。 露天風呂が部屋についてるタイプの宿を取ればいいんだ! もっと早く気づけばいいのに今更で気づいちゃいました。
あたしっておばか・・・。
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