幻

2004年01月13日(火)

只今、うちのダーリンは、仲良しのお友達と電話中。
さっき連絡があって

「○○クンに電話しなきゃいけない用事があるから、
少し待っててもらってもいい?」

と聞いてくるから、
「疲れてるんだし、今日はお話しなくても大丈夫よ?」
とちょっと理解ある風(?)な彼女を演じてみたら、
「蝶の声聞いて眠りたいから、待ってて!」
なんて可愛いことを言われてしまいました。
毎日(よっぽどのことが無い限り)繰り返される朝晩の電話。
朝は「おはよう」のモーニングコール。
夜は「おやすみ」と「今日あった出来事」の報告電話。
半年前、遠恋がスタートする時に交わした約束が、
まさかこんなに長く続くとは。
自分でもちょっと驚き。


近くに居たときのダーとは、電話なんか全然しなかったから。
メールだって数える程度。
家が近所で、同じ会社だったっていうのもあるけれど。
ダーは「マメな男」とは程遠い存在で。
常に私は放ったらかし状態。
電話を掛けるときにも、なぜかドキドキものだったっけ。

“うざいと思われたらどうしよう?”
なんてね。
側に居たときのほうが、彼がどこで何をやっているか分からなかったから、
不安感は強かったかもしれない。
毎晩の電話で、色んなことを話すので、
今のほうがコミュニケーションが取れてるような気がします。
それでもやっぱり、ちょっとでも予想外に連絡が取れなくなると、
すぐに不安モードに入ってしまうんですが。
これは私の悪い癖。
分かっているのに、なかなか治せない。


★過去のお話し��★
ダーの存在を知ってからの2年間、
私たちの間には何の繋がりも生まれませんでした。
でもちょっとずつ2人の運命が近づきだしたのが、昨年の春。
会社のビルをリフォームすることが決まり、
各部署がビル内で引越しすることになったのです。
そして私の部署と、ダーの部署が、同じフロアに。
私とダーは同じ会社とは言え、それまでは違うフロアだったので、
1日に全く顔を会わせない日も多かったのですが、
引越しをしてからは、すれ違うことも多くなりました。
しかも全社的に使うことができる休憩室が新たに設けられ、
他部署の人との交流も増えていきました。
そこで様々な人と話をするうちに、
ダーの出身地や、ダーの噂話を聞くチャンスに恵まれていったのです。
そこでのダーの噂は、どれもこれも良いもので、
安心したり喜んでみたり。
「仕事の出来る奴だ」なんて聞いたときには、
少しでも彼に近づけるようにと、せっせと自分の仕事に打ち込んでみたり。
まだまだダー本人と話をしたことは無い状態だったので、

“私ってば何1人で浮かれてるの?”
なんて突っ込みを入れつつ(笑)


そしてもう1つ、2人の運命を近づける大きな転機が。
その頃の私は会社への利便性を考えて、
私は学生時代から住んでいたマンションを引っ越そうと考えていました。
物件を探すにあたって、私が目的としていたのは
会社まで電車1本で通えるマンションということだけ。
さまざまな駅の、さまざまな物件を見て回りましたが、
ピンと来たのは、今現在住んでいる街。
どこか懐かしさを感じる町並みに惹かれて、
「この街の駅周辺のマンションに住もう!」
と決めたのでした。
無事に引越しが済み、新しい街での生活が始まった数日後。
私は近所のカフェで、ある人の姿を目撃したのでした。



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もちろん彼の自宅の住所など、私は全く知りませんでした。
私がこの街に引っ越してきたのも、全くの偶然で。
その時の私は、まるでダーの幻影を見ているかのような
不思議な気持ちだったのを覚えています。


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