私を抱きしめてくれた大切な人たちへ

2004年08月06日(金)

昨日はダーに何度電話をかけてもつながらなくて。

まだ仕事中なのか、寝てしまったのか、怒っているのか。

それさえも分からないまま深夜1時が過ぎた。

仕方が無いので、明日ダーのところへ行く準備を進めるのに没頭した。

コンビニへ行って、ダーの家に大きな荷物も送った。

ダーへのお土産をたくさん詰め込んで。

ダーの嬉しそうな顔を想像しながら。

それらの作業をすべて終えた頃、ダーからの電話が鳴った。




最初は今まで通りに話をしていた。

いつもの2人、いつもの会話。

まるで昨日のことなんて何事もなかったかのよう。

私は、私のせいで酷い苦しみを与えてしまった、親友の話をした。

全部、自分の責任だって分かってる。

彼女は、私を励ます為、そして私が間違った決断をしない為に、

封印していた自らの秘密を私だけに打ち明けてくれた。

忘れるために必死で戦っていた過去を、私が引きずり出した。

どんなに痛かっただろう、苦しかっただろう。

その当時、私は何をしていたんだろう。

多分、何の変化にも気付かずに、呑気に笑っていたに違いない。

彼女の苦しみに、私は1�世盖ど佞い討△欧蕕譴覆�った。

激しい後悔。自己嫌悪。

彼女のプライバシーに関わることなので、私はダーに漠然とした輪郭のみを伝えた。

ダーにどんな言葉を期待していたのか、自分でもよく分からないのだけど。





そして「蝶は無神経だから」と。

確かに私は最低なのかもしれないし、無神経な奴なのかもしれない。

だけどやっぱり、大好きな人にそんな言葉を浴びせられて、傷つかないはずはないんだ。

そして私は無理やり電話を切った。

出来るだけ、普通を装ったつもりだった。

受話器を置いた後、声をあげて泣いた。

悲しい涙、後悔の涙、反省の涙、悔しさの涙…。

苦しくて、すごく胸が痛かった。

親友の苦しさに比べたら、私の痛みなんてちっぽけなものだけど。

いつまでも嗚咽が止まらず、感情のコントロールが効かなかった。





困ったようなダーの声が、耳元をくすぐる。

私は我慢が出来ず、相変わらず号泣しながら、ダーに意味不明の言葉を訴えた。

全部、私のせい。

私が1人で暴走したから。

黙っていれば、誰も傷つけることなんてなかったのに。

すごい自分勝手。

ごめんなさい。


私がすべての感情を吐き出して、少し落ち着くのを待ってから、ダーは言った。

「蝶は、仕方ない奴だなぁ」

うん。本当に。困った人だよね、私。

自分でも救いがたい馬鹿だって、分かってる。

ごめんね、こんな彼女で。

私が弱いせいで、私が甘えたせいで、大事な人を傷つけてしまった。

もう、許してもらえるか、分からないけれど。

私、頑張るから。

頑張って、強くなるから。

私の我儘を受け入れて、抱きしめてくれたあなたたちのように。

強くて、優しい人になってみせる。

私の愛情表現は、いつだって傲慢で不器用で的外れなものだけど。

それでもやっぱり2人を大事に思う気持ちは、本物なんだよ。



あの夏の日。

大好きな人たちに囲まれた私は、とても幸せだった。

大切な玩具を目の前に並べて、満足そうに笑う子供のように。

無邪気に、純粋に。

完璧な幸せだったんだ。

あの夏の日は。

私にとって、すごく、すごく、大切な宝物。

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