一方通行

2005年12月06日(火)

なにげに昨日の日記の続き。
私は何を焦っているのかなあ。自分でもよく分からない。
結婚したからって、自分の中でくすぶってるモノが解決するわけでもないのに。
楽しいことはいっぱいあるだろう。
でも、辛いこともいっぱいあるだろう。
だいたい。結婚は地に足のついた大人の男女がするもんだ。と思う。
その点に関しては、めっきり自信がないや。


「結婚が怖い」というダーリンの発言について。


彼の両親にとって結婚は後悔するものでしかなかった、らしい。
少なくとも、子供の目にはそう見えた。
離婚もせず、ハナシを聞いた限りでは、仲が良さそうに思えるのに。
それでも私は、ダーリンの両親に逢ったことさえないので、現実はよく分からない。
もしかしたら、他人が見えない感情が渦巻いているのかもしれないし。

そして経済面での問題も。
きっとダーリンは自分と同じような苦労を、子供にはさせたくないんじゃないかな。
苦労、というか、制約?
金銭面で子供の将来を阻むようなことはしたくない、という思いが人一倍強いみたいだ。
だけど今の彼には、そうしてあげられる自信も基盤も無いワケで。
困ったもんだ。



私は、すごく幸せな家庭で育ったんだと思う。
私が努力できる環境を、両親はいつでも完璧に整えてくれた。
そして彼らはお互いを大好きみたいだ、今でも。
だから私はダーリンの気持ちを想像するしかない。


日曜日の話し合いは、何時間も続いた。
困った顔をするダーリンを見て、今度は私の胸が苦しくなる。

「私と一緒に居る限り、この先もずっと、同じ話をして困らせちゃうよ」
「そんなことは気にしなくていいんだ。ちゃんと受け止めるから」

粘り強く、誠実な受け答えをしてくれる彼。
その態度がとても嬉しかった。
でもちょっと、やっぱり失恋した気分。
分かってはいたけれど、実際に言葉になってしまうと余計にショックだ。
目の前が暗いな、と思いながら、余計なことまで聞いてしまった。

「もし、私が“結婚しないなら別れる”って言ったら、どうする?」
「…時間を貰って、ちょっと考えさせてもらう」

そんなのずるいよ、ダーリン。
結婚は、頭で考えて決めるもんじゃないよ。



でも、私はこんなことを考える。
こんな風に私の気持ちを押し付けて結婚したとしても、絶対に幸せになんかなれっこない。
それにもし、ダーリンの運命の人が目の前に現れたら?
ダーリンの頑な結婚観は、一瞬にして崩れてしまうんじゃないだろうか。


「相手は蝶ちゃんしか居ないって、分かってる」



その言葉が、今は悲しい。


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