昔読んだ小説の題名です。 たしか不思議の国のアリスの作者で短編集だった気がします。 その中の話の一つが印象深くて覚えてるのです。 一人の人が列車に乗って窓の外を眺めていると 1頭の馬が走って追いかけてくるのです。 列車も速いので、馬も泡を吹きながら 一人の人の横につきます。 その人はなぜかその馬が自分に乗れと 言っているような気がしてなりませんでした。 しかし列車の走っている場所は町もなにもない荒野。 その人は馬に乗りませんでした。 そして馬も力尽きて、追いかけることができませんでした。
私はたぶん、その馬に乗ってしまったのでしょう。 荒野にむけて・・・。
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