最強の星の真下

2004年01月31日(土) チョコレート三昧。

平日、帰宅後パソコンのスイッチを入れ、のんびり登録しているエンピツ日記めぐりをして、メールチェックと返信メールをホンの数通書くと眠らなくてはならない時刻があっという間に来る。
まあ大体2時とか3時とかそんな時刻。

登録日記を読んで満足して、すっかり自分の日記を書くのを忘れていたらしい。
今自分の日記の表紙(目次?)を見たら、前に書いた日記が1週間前の日付である。
いつもエンピツHomeからお気に入りのリストに飛んでいたので、この日記の表紙を見るのも随分と久し振りだ。2ヶ月ぶりくらいだろうか。
もっとはやく表紙を見ていれば1週間もさぼっていることに対して少しは意識も向いただろうに。



さて。自分に対する言い訳はこの程度にして、と。

新宿は伊勢丹の、チョコレートの祭典に行ってきた。
実に幸せなひと時であった。どのお店もとても美味しそうなチョコレートをショーケースに並べていて、どれとどれを買おうか、迷いに迷った。

一番人気はジャン・ポール・エヴァンというフランスのチョコレートショップだった。
このお店は1粒1粒バラ売りしていて、バラで売っているボンボンを箱に詰めたセット物も横に置いてあった。勿論自分セレクトで箱詰めしてもらうのも可。箱代は確か一番小さいので250円くらい。
その他には袋詰め(だったかな?)のオランジェットタイプのチョコレートもあったような気がする。
1粒230〜350円くらいかな。
大箱のチョコレート詰めは万の単位だった。

Christine Ferberというのもフランスのチョコレートショップらしい。
日本初登場と書いてあったけれど、それが「このショップが初お目見え」ということなのか「このチョコレート詰め合わせが日本では初売り」ということなのかはよく確認しなかったので不明。
でもお店の案内ありますか?と聞いたら「すみません、ないんです。雑誌の紹介記事だけしか」といって、脇のスペースに展示されていた雑誌を指差されたところを見るに、ショップが初お目見え、というのが正解っぽい。
既に記憶が定かではないが、このチョコレートショップの商品は、ボンボン詰め合わせ「だけ」だった。1粒1粒選べないのは面白くないけれど、まあショップ自体が出店している訳ではなくて伊勢丹が輸入して並べたものらしいので仕方ないか。

Henri Le Rouxというチョコレートショップもフランスから。
Christine Ferberと同様、日本初登場らしい。伊勢丹直輸の表示。でもキャラメル職人の店主が作る云々という紹介文を読んですーっと素通り。・・・何となく甘そうなイメージだったから・・・。これも詰め合わせが置いてあったのだけれど、結構お高いし、もし試して甘ったるかったら悔しいし。私はビターが好きだ。

でもこの催事場の入り口で配布されていた配置図を見ると、どうもすぐ隣にラウンジスペースがあって、伊勢丹直輸のチョコレートを何粒か選んで食せる・・・とか、そんなことらしいのだけれど、よく分からなかったし閉店時刻も近かったのでスルーした。

パティスリープラネッツ。日本のチョコレートショップらしい。
でもチョコレートの説明を聞いたらビスケット入りという話。
もう私の頭の中は「滑らかで」「ほんのり酸味が効いて」「ほろ苦い」「とろーっと口の中で蕩けていく」チョコレートのイメージで一杯なのだ。
折角色々なチョコレートショップが出店しているのだから、純粋にチョコレートを楽しめる方が嬉しい!と自分に力説し、スルー。

Devauve et Gallaisもフランスのチョコレートショップ。
日本初登場表示。とってもとってもとっても食べてみたかったのだけれど、詰め合わせしか無さそうだった。その詰め合わせにはミルクチョコレートと思しき色のチョコレートも詰まっていた。少なからぬそれらのミルクチョコレートを許容するには一箱の値段が高すぎた。・・・くっ。

Richart。フランスのチョコレートショップ。
変(というと失礼だけれど、やっぱり変)な絵が描いてあるボンボンを売っていた。確かこの変な絵のボンボンは詰め合わせだけの販売だったと思う。あと他にもビターらしきプレートチョコレートの詰め合わせもあった気がするけれど、変な絵に気を取られてうろ覚え。
ちび太に買ってやろうかなーと思ったけれど、よく考えたらしばらく来ないはずなので誘惑を退けた。

Bernard Callebautというチョコレートショップはカナダのものらしい。
おお、カナダとな?カナダのチョコレートはどんなものか、食べてみたい!と思った。けど買っていないのは何故だっけ?朧気な記憶によると確かこのショップだったと思うのだけれど・・・売り切れ御免で既に帰ってしまってスペース無人だったのって。
プラネッツの近くのスペースだった気がする。曖昧。

マダム セツコは日本のチョコレートショップ。
和のガナッシュ詰め合わせと、洋のガナッシュ詰め合わせというのが目を引いた。これ、1粒1粒が他のお店のボンボンよりずっと小さい。そして1粒あたりのお値段は他と同じくらい。
・・・・・・・・・。
正直言って、何か、それってどうなのよ。と思わないでもなかった。勿論一粒に対する労力は同じなのだろうけれど、小市民的としてはゲイジュツ的云々もさることながらチョコレートの量的にも製品について意見を申し述べたいというか。
小さいのだから粒数増やしたってバチは当たらないと思う!と心の中でこっそり力説。

それからGodiva。いわずと知れたベルギーのチョコレートショップ。
・・・こんなところでわざわざ購入しなくてもねー・・・という気がして。
既にバレンタイン限定トリュフは先日別のショップで買って食したし。

アンリ シャルパンティエ。日本のメーカーらしい。
私、これ海外のお店なのだと思っていた。
そーか、日本か。と思ったら、何となくここで買わなくてもいいような気がしてきて、スルー。

Neuhausは勿論ベルギーのチョコレートショップ。プラリネ事始のお店。
でも、ここのは確かベルギーで買った時に甘くて難渋したような。王室でも食べているというけれど、ベルギー王室は甘めのチョコレートがお好みか・・・と思った記憶があるのでスルー。

Wittamerは私の好きなベルギーのチョコレートショップ。王室御用達でお遣い物に使っているとか。
私としては、Godivaよりもこちらの方が断然格上だと思うのだけれどなあ。
凄くこだわりのある仕事をしているので、意外に知名度が低かったり。まああんまり巷に流布しすぎると質が下がりますから。
美味しい。はっきりきっぱり美味しい。
ピラミッド型のチョコレートがここの代表モチーフの1つだけれど、これは私にはちょっと甘かった記憶があるので普通の形のプラリネの方が印象良し。
勿論味は知っているけれど、ここのだけは今回も購入。洋酒入りトリュフ全種類とー、Wittamerマークの入っているのを。

それからええと、確かまだまだ他にもショップあったけれど・・・日本のショップでいくつか気になるところもあったのだけれど。
既に忘却の彼方なのである。

あ、そういえばベルギーのLeonidasも出ていた。でも日本のショップの場所知ってるしいいや、とスルーした。
スイスのLindtも出ていたけれど、まあ何となくソニープラザなどで普通に買えそうな「どこにでもある」イメージだったのでスルー。
アメリカのチョコレートショップ、名前を失念したけれどチョコレートの中に色々なフルーツを入れたものを売っていた。あれも心魅かれたけれど、アメリカのチョコレートはGodivaですら美味しくなかったので購入を見合わせた。
・・・意外に思い出せているかも。やはり美味しいチョコレートに対する執念が記憶を活性化するのか・・・?



・・・たかがチョコレート。されどチョコレート。

今回知ったことその1。
「ボンボン」は「プラリネ」と同義で、国によって呼び方が違うだけである。知らなかったー。私、プラリネはペーストとかナッツ類を練り込んだ中身が入っているもので、ボンボンは中身に液体が入っているのだと思っていた。

今回知ったことその2。
私はフランスのチョコレートはあまり好みじゃないと思っていたが、やはり店によるのだなあ。
お国柄で甘めが多いのかなーと思っていたけれど、単に井の中の蛙で、甘めのショップのものばかり食していた、ということがよーく分かった。
何だ、ちゃんとほろ苦く酸味の効いたいかにもなチョコレートもあるんじゃないか。早く言ってくれよ・・・と呟きつつ好きなチョコレートショップが増えたことを純粋に喜びたいと思う。

見て回れたのは短時間だったけれど、非常に充実した時間だった。
購入したチョコレートをこれからちょっとずつ愉しむぞと思うと、にんまりと笑みが浮かぶ。
美味しい食べ物は人にひとときの幸せをくれるものだなあ・・・。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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