最強の星の真下

2004年08月10日(火) 髪型。

先日、散髪に行った。
しばらく前に新たに開拓した美容室がなかなか良かったので、継続してそこに行く事にしている。

担当の美容師さんが気に入った。
わりと無口で散髪中うるさくない。うるさくないので居眠りも可。
カットのセンスも良さそうだ。というか、私の趣味から外れていないようだ。
カットの後、その髪型を整える時のポイントを丁寧に教えてくれるのも良い。
それに美容師さん自身の髪型が奇抜ではない。しかも美容師さんには珍しく、髪を染めていないらしい。

気に入ったので、思い切って「おまかせ」にしてみた。
朝、短時間で支度が出来れば、後はどうでも良し!形は全て君に任せよう!
というササヤカな冒険だった訳だが。
まあ、出来上がりを見ても今までとそんなに変わったという気もしなかったので、抵抗無く「どもー」とか言いながら帰宅した。母も、あらいつもとちょっと違う形にしたのね、くらいの反応だった。
が。

翌日から周囲に大好評。

職場で会う人会う人会う人、一人の例外もなく「あっ!」とすぐさま髪型に気付き、異口同音に「似合う!」とお褒めの言葉を下さった。
今まで散髪してもほとんど誰にも指摘されなかったというのに。この反応の変わり様に吃驚。
「それどういう注文の仕方したのー?タレントの誰と同じ髪型で、とか?ヘアカタログ?」
すまん。テキトーに、と注文しただ。
「なになに?どういう心境の変化?」
すまん。何も理由はないがね。
「あ、もしかして誰かイイ人でも・・・?」
すまん。そんなイイ話が君の周囲にあるならまず私に持ってきて欲しいす。
「あれ、痩せた?」
おいおい、それは絶対無いから。

随分なイメージチェンジになったらしい。
やはり、十年一日の同じ髪型をやめるとインパクトがあるのかのう・・・。
しかし入社時だって、今までと同じボブではあるけれど、波々のウェーブ掛けてたのだけど。ストレートにしてから2年くらいしか経っていないのだけど。
その間、背中から顎ラインまで、長さも色々変えているのだけど。

母に「何かこの髪型、会う人毎に反応があった」と話したところ、「あら不評だったの?似合わないって?」と、即答されたところを見るに、母の感覚では今ひとつピンとこない髪型であったらしい。
恐らく母としては、「良いのか悪いのかよく判らないわねー」というところなのであろう。
お母様、実は私もそう思うですよ。
でも、毛先に動きを出すために手櫛でクリーム付けてこの形にしているのに「もうちょっとちゃんと梳かしたら」というのは無理だから。何となく雰囲気がプチライオン丸のようだというのは認めますが。
寝癖あたまとさほど変わらないような気がする辺り、これはきっと休日も楽でいいぞと密かにほくそ笑んでいるなんてまさか。無いですよ。ええ勿論。やーね、そんな訳ないじゃありませんか。



しっかし、皆、他人の事よく見ているものだなあ・・・感心するよ。
私だったら気付くのに多分2日は掛かるぞ。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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