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■ 内容濃いよ、今日1日
次男の2度目の消毒に行って来た。
今朝、実はめずらしく寝坊してしまい、あわてて長男を起こして学校へ行く仕度をさせ、朝食を簡単に用意し、旦那にはお弁当を持たせてあげられなかったけど、とりあえず食べて行ってもらい、ひと騒動終えてから、今度は病院へ行く用意。
土曜日の午前中がエラ混みだったので、週明けの今日も用心して早めに行ってみると、ラッキーな事に駐車場も多少空いていた。 受付で消毒だけだと申請して、さて、待ち合いで次男のおもちゃを出し、私は持って行った新書を出して座ってしばらく…、 「○○圭太くん〜」 と早々と呼び出しが。
土曜日と同じ看護婦さんが、ニコニコと座らせて 「バイキンマン、またやっつけようね〜」とガーゼをはがす。 一度目はそのガーゼが引っ付いていて、すごい痛かったようだけど、今日は大丈夫。 「今日は痛くないよ」と自己申告する次男に看護婦さんもさらにニコニコ。
傷を縫合後に初めて見た。 黒い横糸が5段。 裂けた部分を少し盛り上げて縫い合わせてあった。 「はー、きれいに合わせてますね〜。すごいきっちり縫われてて」 と感心して言うと、看護婦さんは少し向こうにあったホッチキスの大きいものを持って来てくれて 「今はもう大体これで止めちゃうんですよね。」 と見せてくれる。 あまりに暴れる場合は今でも糸で縫うらしいけど、次男はある程度押さえ付けて治療できたので、ホッチキスだったようだ。
(そういえば、出産のときに私も後からガチャガチャ止められたな)と思い出す。
水曜日にまた消毒に行き、金曜日にその針を取るのだそうだ。 少し、痛いだろうけど、我慢だぞ圭太!
夕方、例によって子供達が集まって来て遊んでいると、近所のママさんが旅行のお土産を持って来てくれた。 「圭太くん!えらい事やってんて!?うちの子供が今日学校で聞いたってさー、私も聞いてビックリしてん。大丈夫なん?」 「いや家でしか遊ばせてないから、みんな来てくれるのが嬉しくて〜。今んところ大丈夫みたい」 「ほんまー。いや、ウチの子、和馬君とこ行く言うて出てったから、まだ圭太くんあかんのちゃうん!?て(笑)でもよかったわ。元気そうで」
そんなこんなでケガした状況とかを話していると、またまたママさん登場。 「いつもすみません、ウチの子もお邪魔してて。居心地良いんか、すぐに和馬くんとこ行く言うてー、大丈夫ですか?」 「すみません、ウチもいつも遊んでもらってて」 「これ、いつもお世話になってるし、圭太くんのお見舞いに(笑)」
もう、ね。 有り難いです。 近所にこんなに子供の事を心配していてくれる人達がいて。 心強いというか、常に大人の「目」がある言うのは、子供にとっても良い環境なんじゃないかな。 手みやげまで持って来てくれたりして、もし自分が他の子供さんのケガを知ったとした時、はたしてここまで入り込んでいけるか?と恥ずかしくなったりして。
「近所に『あの子は、あのウチの子や』って分かってもらえているのは、何かあった時に良いな」 旦那もこの環境を有り難く思っている感じ。 大切にしたい、ホント。
退院したママ友から電話があった。 色々と凹んでる。 それには訳があって、もうなんともならないのか?と思うほどの無力感を感じる。 内訳を知っているから、全てを繕わずに言う。 「とにかく1日でも長く生きなあかん」 本人もそのつもりだけど、なかなかに難しいことが山積みで、こうして時折気が滅入ってしまうようだ。 「長く生きられへんのはもう分かってるから、だから覚悟はしてるはずなんやけど、やっぱり最後にならんとわからん」 「アホやな!今から最後のコトなんか考えんと。今夜の夕食の献立をまず考え!」 「ははは」 「子供の事、心配すんのもわかる。当然やと思う。でもとりあえず生きようよ。1日1日長く生きよう。な、あんた、私らもずっと一緒にいたいねんで1日も長く〜」 「…そうやってな、カズママとかに心配かけてんのもな、辛い思いさせてしまってんねんな〜って考えるねん。」 「あほや、またアホなこと言ってるわ。辛ないねん、心配なんか全然辛ない。何にもしてやれへんコトがな、何かないかな〜って思うだけやねん」
ほんま、もっとわがまま言うたら良いのに。
アホや。
人間、怪我もするし、入院もする。 思わぬ病気になって、心身共に滅入ったり。 そんな事が最近身近に起きていて、自分のコトならともかく、大事な友達がそんなコトになっているのが切ない。
ふと、 自分が幕末の男達に惹かれるのは、ここのところのコアな部分。 「生きる」「死ぬ」という表裏一体の戦場で、「どう生きたか」をとにかく感じたい。 「生きぬいた内容」を大切に描きたい。 「どう死んだか」より、「どう生きたか」を表現したい。
とにかく、力強く生き抜きたい。
と、思う。
自分としても、夫婦としても、親としても。
で、長男が夜から熱をだした(苦笑) あ〜あ、とりあえず身近なことから治していかねば、なぁ。

(Photo/先日作った秋刀魚の立田揚げ)
2005年09月26日(月)
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