■■■
■■
■ SPAM
バイト先の近くに、フレッシュネス・バーガーがある。
「小洒落たバーガー屋なんて」と思って、いつもは 通り過ぎていた。
ある日、店の前の看板に「スパムバーガー登場!」。
当然、入店する。
「スパム」とは、変な肉の塊である。
僕も詳しくは知らないが、ハワイでは日常的に食べて いた。「スパムムスビ」という、スパムを寿司の卵にぎり のように海苔で巻いたものが一般的だ。
出先で腹が減ったときは、とりあえずスパムムスビ。 1ドルちょい。
セブンでもABCストアでも買える。 それがスパムだ。
僕にとっては懐かしい食べ物、スパム。
スパムサンドイッチ (↑この、真ん中に挟んであるレンガのようなものが ウワサの「スパム」だ!)
380円。
食べたとたん、背中にハワイの風を感じた。
うそだ。
でもなんかハワイを思い出した。 すでに懐かしい味。
確かに、そんなにうまくはなかった。 それは認める。
スパムはもともとたいして美味って感じではない。 地元の食いモンだぜ、って感じの味だ。 第一、塩気が多すぎる。
でもやはり食べ物はその人のもつ思い出とリンク すると、特別なものになりうる。
だから僕は、これからも迷わずスパムバーガーを 注文するだろう。
たぶん。
2003年10月01日(水)
|