みょうの日記
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昨日のお昼休み、おネェちょっと会社でウトウトしちゃったよ。 もうすぐお昼休みも終わりって頃、だんだん目が覚めていく瞬間、ふと、本当になんの唐突もなくゴンの顔が出てきた。 赤ちゃん抱っこをすると、いつも大きな目を見張って、じーっと顔を見上げてたよね。あのときの顔だよ。 ちょっとずつちょっとずつ大きくなって、もうちょっとで鼻チューできるってところで、完全に目が覚めちゃった。 ゴンは少しふっくらしてたね。元気な頃より少し細くなって、赤ちゃんのときみたいな顔に戻ったね、なんて家族と話してた頃の、あの顔だよ。 惜しかったな〜。せめて鼻チューしてから起きればよかった。 不思議なんだけど、目が覚めても悲しくなかったよ。すごく嬉しかったなぁ・・・。
だけどね、お前のことを過去形で話すのに、まだすごい違和感っていうか抵抗がある。 今日の朝もね、足元が重くって、ちょうどゴンの重みとそっくりで飛び起きたよ。洗濯物だったんだけどね。せっかくたたんであったのに、ひっくりかえっちゃった。
いろいろ思い出すよ。帰り道ね、夜空を見ながらふと思い出した。 初めてしし座流星群が騒がれたあの晩、おネェは毛布に包まってベランダに座り込んで、ずっと空を見上げてた。思ったほど流星群は見られなくって、がっかりして部屋に戻ろうとしたら、大窓の曇りガラスにゴンがおでこをくっつけてじっと窓のこっちを見ながら座っているのが映っててびっくりしたっけ。 あれは午前4時ぐらいだったっけ。 いつもは寝てる時間だよね。だけどおネェの奇行を心配して、ゴンはおネェが戻ってくるまで見張ってたんだよね。あの後二人で寝たんだよね。 ゴンはおネェがあんまり遅くまで起きてると、足元で「んがーっ!」って文句垂れてたね。親より口うるさかったよ。
まぁ、きっとたぶん知らない人には俄かに信じられないような話かもしれないけど、ゴンはたしかにちょっと人間臭いところがあったよね。
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