2005年01月04日(火) |
マイ・ボディーガード |
母が観たい映画があると言うので久々に映画館に行った。 昼夜逆転している私は殆ど寝ずに朝10時から上映分を観ることに。 「マイ・ボディーガード」。 以下はネタバレ注意。
前評判は結構良かった。 「『レオン』から10年・・・極限の愛、再び」という宣伝文句。 「レオン」は確かに良かった。 CM観る限りでは面白そうだったけど こういう二番煎じ的な映画ってイマイチなんだよな。 結局前作を超えられないっていうか。 昔、「ミルク・マネー」という映画を観たけど これは「プリティ・ウーマン」の二番煎じ的な宣伝文句で全く売れなかった。 あまり知名度が高くないキャスティングが悪かったのか、 それともそういう宣伝文句が悪かったのか。
予想はあたった。やっぱり、「レオン」の方が良かった。 「レオン」に比べて 少女ピタの年齢が若すぎる(9歳)ため、 恋愛のような、そうでないような微妙な感情が演出できてないと思う。 「レオン」のマチルダは確か中学生ぐらいだったはず。 ピタはマチルダに負けず劣らずの超美少女ではあったけど。 マチルダは貧乏で、両親からも虐待されてて 頼れるのがレオンしかいなかったからこそ 二人の結束がより強いものになったけど ピタは金持ちの娘で何不自由なく暮らしてるってトコも ちょっとマイナスかなあ。
ピタの親父は簡単に死にすぎじゃない? まさか自殺するとは思わんかった。
あと、緊迫感を誘うためだろうけど 映像中、チラチラした効果が非常に多くて 気分が悪くなりそうだった。 昔、ポケ●ン観て気分が悪くなった人の気持ちがわかった。
R指定で指を切るとか、残酷なシーンが多かったのも 純粋に感動できなかった原因。 たとえピタのためとはいえ、 クリーシーがやってきた拷問殺人はちょっと残酷すぎる気が。 あれだけたくさん、酷いやり方で殺してたら、 本人が死んだときも特別可哀相とは思えない。
そしてラストが疑問。「命と命の交換」とか言ってるけど。 犯人”ボイス”の弟とピタを人質交換したのに なんでクリーシーが死ななきゃならないの? しかも”ボイス”は死んで無いし!
「レオン」の二番煎じっていう先入観が無ければ もう少し評価は上がった映画かもしれない。 ていうか、「レオン」が良すぎたから。しょーがないよ。
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