極悪天使...

 

 

空白 - 2004年07月25日(日)

 空虚な時間をいくら重ねても、意義なんて見付からない。
僕の生きていた全てを否定してしまうのなんて、すごく簡単です。
『君なんて、存在してないんだよ』
軽く笑いながら、言って頂ければ、消し飛んでしまいます。
存在が認められないなら、僕の後ろにあったはずの歩いてきた道も、これから進んでいくはずの道も、消えて無くなる。
道があった事すら、なかった事になる。
後は、僕が消えるだけだ。

 貴方は緩やかに手を振って、舞台を降りる。
次の舞台に上がる為に。
僕は、穏やかに手を振って、客席を去る。
二度と光の下に出られない、牢獄へと踏み込む為に。
目を開いてさえ、闇。
気が狂う事を許された、空間。
僕をそっと受け入れて、包み込んで。
世界から断絶させる。

 ね、歌ってよ。
空を風を思いながら。
ね、笑ってよ。
華を光を感じながら。
僕には解らないから、格子の隙間から差し出してみても、感じないから。
鈍くなっていく感覚を頼りに、何を求めれば良いのか。
側に居て、なんて言えない。
僕は強くないから、なのに弱すぎる事もなく。
これ以上壊れる事も、修復する事もないから。

 空白。
何処までも広がっていく。
留められない、掌の感覚。
過ぎ去っていく、感情に身を砕かれる。
呼吸を止めよう、もう・・・。
有難う、ごめんなさい。


...




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