螺子巻き日記。
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2009年01月30日(金) 今年一発目の更新ですね。

40。に
・08:癖...シンアス
・09:おとな...キラフレ

の2つ。


照柿」読了。
合田さんがあれだけ嫉妬に駆られまくって暴走したりした挙句手が届かないまま失ってしまった一目惚れの恋を、
「ていうかぶっちゃけ自分正味5分くらいしか彼女と会ってないでしょ?」とか冷静にツッコむ元義兄に吹いた。
ていうか元義兄は何なんだろな…… 何かこの人は変だよな…… 合田さんへの緩やかだけれど根強い執着が変。
元義兄に関しては「レディ・ジョーカー」で大どんでん返しというかオチみたいなものがある、といった文をどこかで見かけたので、古本であったら買おうと思います。
一体何だというのだ元義兄……
これだけ合田さんにあれこれ手を回してあげてたりと親切にしながら、実は可愛い妹を傷付けた合田さんが憎くて憎くて仕方ない、とかなのかな。そうだったら萌える(え)

これは犯罪小説の類ではないですね。殺人事件はオマケじゃないか。悲劇の物語ですな。
達夫がな……悲しいな……美保子もな…… この二人に特に魅力は感じないけど(え)悲しいなあとは思う。
この二人の愛情とはまた違う、傷の舐め合いさえ出来ず、寄り添うことさえ上手くいかない、けれども寂しいから一緒にいるっていう空気は好きです。

合田さんの駄目人間ぶりが段々可愛く思えてくる不思議。
人間としてすごく駄目なところがニヤニヤするわ……
でもガッツリハマるにはどこか足りないキャラなんだよなあ。もう一声! ってカンジ。
子どもの頃のすごく嫌なガキンチョぶりとかは割と好みなのですが(笑)
ほんで結局合田さんがあれだけ美保子に執着したのは達夫の女だと思ったからなんだよね? 何だかな…… 美保子に失礼じゃないか。

美保子に対する最後の印象が、達夫はショートカットで俯きがちでうなじがどうこう、と綺麗なイメージであるのに対して、合田さんは顔が醜くなった植物人間で、という対比が上手いなあと思った。合田さんボロ負けやね(笑)

個人的には、あまり良い小説だとは思えなかったなあ。
登場人物の誰にも感情移入が出来なくて「ああ可哀想に」くらいしか思えない。
これは本書のみならず、これまで読んできた高村作品全般にいえることなんだけど。
状況描写が丁寧だったり、心理描写は過ぎる程綿密に書き連ねられているから背景や人物を想像し易くはあるんだけど、「このキャラはこういう人間」という型枠的な人物紹介の一文みたいな、表面的なものしか浮かばなくて、あまり奥深さを感じない。
だから好みの系統だとは思うのに合田さんにもあまり強い魅力を感じないのかなあ、と。
そういうあまり深みを感じさせない文章で紡がれる、こういうものが「純文学」というものなら、自分の肌には合わないのだなあと感じました。
だから定価で買う気にはならないんだ…… 古本屋巡りしてレディ・ジョーカー探します。


でも今はマダラ読んでます。
マダラは一番最初がマダラ×麒麟だったからこの組合せが好きなんだけど、それ以降公式が犬彦×麒麟を推してきてばかりなのでどうしたらいいか判らなくなります。
いやだって一番好きなのは聖神邪なんだよ…… 聖神邪が幸せならそれで良いかなっておもっちゃうんだよ……
サイコでまでこの組合せだったしな。公式なのに一番最初のカップリングを蔑ろにするとは。
ところで転生編とか天使編とかどうなったんですか。うろ覚えだけど面白かったという記憶だけはあるよ。


こりま