ボクハウソツキ -偽りとテレコミの日々-
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その週の金曜日、駅でひろった祥子を助手席に乗せて 都心へクルマを走らせていた。
うーん、こうして横顔を見るとやっぱり30前後だなあ でも笑顔が高橋由美子に似ているかも。(ムリヤリ) ていうか似ていると思えば似ているぞ(自己暗示) ニットのピッタリしたスカートも悪くないスタイルを 強調していてデスラー砲の充填に寄与しているぜ。
そんな妄想にふけりながら麻布につくものの お目当ての店は臨時休業。ついてないな。 近所の店で軽く飲みながら食事をとり、口説く。
キミのようなキレイなコに逢えるとは思ってもなかったよ ありがとう、フフフ 明日は休みだし、ゆっくりできるね そうね、楽しい夜にしてね
く、食える ぬるぬる
しかし、好事魔多し。本ケー(ドコモ)に着信。 慌てて電源を切るのも不自然なので隠すように通話する (ツーカーのぷりけーしか見せていなかったので) 相手は天然セクハラ課長(仮名)だった
あー、シバか?今何してる?
えー今ちょっとたてこんでまして(声でけえよ)
ちょっと出てこれねぇか?
えーちょっと(人の話聞けよ!)
ちょっと事故っちまってよお。 困ってるんだわ。
時計を見ると22時30分 あんたこんな時間になにしとるん?
もし今日できなかったとしても、次回がないとは限らないので しかも迷惑そうにすれば恩を売ることもできる りーまんらしい姑息な計算を0.5秒で済まして
しゃーない、行きますわ
結局、単独だったものの 本人にも少々「ガソリン」が入っていたため バレないように処置を施した後、警察を呼んで事故処理。 事故った社用車を置いて、天然セクハラ課長(仮名)を家まで 送り届けたときには既に2時を回っていた。
それにしてもあんなに言うなと念を押しておいたのに 車内で何度も本名を呼びそうになったのはビビったぞ。
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