ボクハウソツキ -偽りとテレコミの日々-
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さみしいの
日付が変わったばかりの湾岸線を東に向かう 逢う予定は月曜の夜だったはずだけど その言葉に抗することのできる男がどれくらいいるだろう 二本目のセブンスターに火を点しながら 更にスロットルを開ける メーターの針が100マイルに近づいていった。
バツイチ子持ち28才 ありがちなプロフィールのマナと メールを始めたのは6日前のことだった。 いつものように直メに移行、画像を交換して電話で話す。 鼻にかかった甘い声で簡単な身の上話
ダンナと別れたのは半年前なの
GWは予定があるので子供を実家に預けたわ
一人でいるのは久しぶりでさみしいの
大師ランプを降りてリダイヤルをプッシュする 2回のコールで出たマナに誘導してもらい 京急某駅に着くのに5分とかからなかった。
こんばんは♪
少し緊張気味の笑みを浮かべたマナを助手席に迎え入れた。
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