kumohikaruの日記
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2003年06月07日(土) その時  芍薬


     午前零時5分

     その時はきた

     生あるものの死


    
     命をあたえてくれた人の死

     幸せそうな寝顔のまま

     旅立った



     長い間ありがとう

     そして 最後まで 思いやりを ありがとう

     不思議に あまり 哀しくない

     好きに成る

     人を好きにさせた人だった

    
     

     知らせを聴いた人が

     自分で育てた大輪のピンクの「芍薬(しゃくやく)」を

     抱えきれないくらいもってきてくれたという

     「畑が隣で世話になったから まくら元にかざってほしい」


     

     そんな

     一つの芍薬の花をすでに顔の周りにある花花のなか

     耳の隣においた

     いっしょに天国にいくように


 


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