澄麗におやつをあげようとケージに近づくと、クチャクチャと口をすでに動かしていた、口のはしからは白いモノがはみ出している。
な、なにを食べているのだろう？
白いモノを与えた心当たりがない。
澄麗の口からはみ出しているいるモノの正体を突き止めようと、口に手をやった。
柔らかくてフワフワしている。
白い物体の正体は澄麗が自ら抜いた毛だった。
何やっているのだろう、自分の毛を食べてしまっているぞ？
「これは大変！！早く口から出さなくては、大変な事になる。」
私は慌てて嫌がる澄麗の口のはしから、はみ出している毛を思いっきり自分の方へ引っ張った。
手品の様に毛が口から出てくる、出てくる。
す、すごい(^^;)
かなり沢山の毛を食べようと思ったらしい。
危ないところだった(^^;)
雌ウサは巣作りのために自分の毛を抜くが、食べないでしょう？
澄麗はおかしなウサギさんだ。


ふわふわであたたかい毛でした