〜お昼どき〜
始めていくお店は少し緊張します
そのお店は裏道にあり、
営業してるのかすら怪しく
それでいて
人を引き付けずにはいられない存在感がありました
入店して10分もすると
ようやく一人のおっさんが出てきました。
私の他に誰も客はいません
待ちわびた末、メニューを見て
「てんぷらうどん」を注文しました。
おっさんは小さくうなずくと
店の奥へと姿を消しました。
さらに待つこと30分
ようやく料理が運ばれてきました。
どっから見ても普通のてんぷらうどん
ではなく
なぜかうどんの上には
エビフライが乗っかっていました
おやじは心配そうな顔でこちらを見ています
軽くうなずいて私は
脂ぎったうどんを食べ終え
お会計をすませ、店をあとにしました。
心の中に涼風が澄み渡る気持ちでした。
団長の今日の一言
「また・・・誰かに紹介する店がひとつ増えた」
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