団長の日記
えびぞりジャンプ

2002年05月13日(月) イタリア人の考え方



日本とイタリア、では


政局が安定しないなど、似たところもありますが


国民性や国に対する考え方が対極的な部分が多い。



たとえば、日本の公共事業では


受注額の約0,3%はボス政治家が


ピンはねすることが慣わしになっていますが


イタリア人が言うには


そんなクリーンな政治家ならわが国にもってきなさい、と言う


イタリアでは料率が決まっていないうえに、


5%は確実にピンはねされる


と、イタリア人は口を揃えて言う


さすがにそれはありえない、と思う


イタリアには


「国を無視する風潮がある」


イタリア人は、税金でもなんでも、


国に対して嘘をつくことはスポーツの一種というくらいに思っている


国もどうせ悪い連中がやっているんだから


自分たちの家は自分で守らなくてはいけない。


自分たちの町は自分たちで、


国の世話にならずにやっていかなくてはいけない。となる


イタリアに行くと町がきれいな理由は


そこが自分たちの住むところだからであり


きれいなほど価値があがると思っているからに他ならない


国は邪魔することはあっても、けして助けてくれることはない。


したがって、納める税金は少ないほどよく


またごまかした分は自分たちの人生をエンジョイするために使う。




日本人とイタリア人、


政治不信のところまではようやく同じレベルにきた。


しかし、日本では予算の季節ともなれば相変わらず


補助金をもらいにいく


一方、イタリアは脱税容疑で首相の座をおわれた人が


繰り返し首相候補として出馬し


再び首相の座に返り咲いた


国民感情的には


「自分たちの首相が国からお金をだましとっているぞ、よくやった」


と、なるわけで


これは彼らの皮肉ではなく本音なのかもしれない




















団長の今日の一言

「この日記、実は肝心な事を書いてません」


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