2001年12月20日(木) |
木曜日/ちょっとだけでも逢いたいです。 |
昨日から弱ってるあたしは、朝の日課のおはようメールも 今日は入れなかった。 だって、レスが来ないとまた凹むんだもん。
日課の朝のメールチェックもしない。 だって、メールないと泣きたくなるもん。
そのまま、昼前まで寝てしまった。 寝てる時はmasayaの事考えなくて済むもの。
起き出すともう時刻は11時過ぎ。 だらだらとPCを起ち上げアウトルックを起動する。 あっ。 masayaからのメール発見。時刻は午前4時。
うまくいけばお昼ごろにお誘い出来るかもだ。 朝のメールが来なければ寝てるので、起こしてくれ。
慌てて、携帯をチェックする。
メール着信2通。
結局朝まで仕事してたみたい。 午前9時半に家に帰って寝ると、入ってた。
返信してみるが、当然のごとく返事は来ない。 仕事してるのか、寝ちゃってるかのどっちかだ。
落胆。なんてあたしはタイミング悪いんだろう。
仕方ないので、ひとりで出かける用意をする。 済ませてしまう用事がひとつあった。 車に乗り込んで、もしかしてと思って、携帯に電話をかける。留守電。 それでも諦め切れずに、家に電話をしてみる。 何度目かのコール音の後に、受話器が上がった。
…ふぁい。もしもし。おはやうござひます。
おはよぉ。また寝てたの?
寝てました。
出動は?
気持ち良く寝てるので出来ないよ。
ちょっとだけでも、逢いたいです。良い?時間大丈夫?
あい。良いよ。
待ち合わせ場所に着いてもまだmasayaの車はない。 携帯にかける。留守電。 家にかける。
ふあい。もしもし。
あ。まだ寝てたのね。着いてる。
では、行く。
15分くらいで、やっとmasayaの車が駐車場に入って来た。 ひさしぶりなので、ちょっとドキドキする。 用意してたクリスマスプレゼントの紙袋を抱えて あたしは彼の車に乗り込む。
こんにちわ。
こんにちわぁ。
そのまま、何も言わずに、あたしとmasayaは =青い部屋=だ。 彼はよっぽど眠いらしく、部屋に入ってすぐに、Tシャツとトランクスになって ベッドに入る体勢になる。
あ、これ。
あい。ありがたう。
ねぇ、開けてみて。
うむ。
Tシャツとニットトランクスで畳みに正座してmasayaは包み紙を開ける。
ねぇ、その姿、なんかお間抜けだよ。
プレゼントは喜んで貰えたのかなぁ? 嬉しい嬉しい?とあたしは何度も聞いてみる。 半ば強引に嬉しいと言わされるmasaya。
捨てちゃぁヤだよぉ。もし、いらないなら、あたしが引き取るから!
包みを開けて確認してから、待ってたかのように、masayaはベッドに入る。 んもぉ。でも、仕事で疲れてるので仕方ないかと思う。 あたしもそのまま彼の横に滑り込む。
ああ。冷たいのが入って来たぁ。
いいぢゃん。
腕枕で抱き寄せられて、強く抱き締められて、 とっても嬉しくなる。
masayaくぅん。…逢いたかったですぅ。
そだね。
忙しいのに、ごめんね。
いへいへ。
逢ってくれて…ありがと。
俺も逢いたかったので。
小鳥がついばむようなキスを繰り返しながら、あたしはmasayaと会話する。 身体はぎゅぅっと抱き締められたまま。 時折、左手で、masayaはあたしの髪を撫でる。 あたしは彼の胸に顔をうずめて、幸せだと感じる。あったかい。 はぁ、こうやって抱き締められたかったの。
キスを繰り返しながら、masayaはあたしの身体をなぞるように触れてゆく。 耳朶にキスをされる。 背中に回った手が、ブラのホックを外してゆく。 今日は12月にしては暖かい日だったので 布団の中であたしは少し汗ばんでくる。
暑い、、、。
そう言って、あたしは洋服を脱ぐ。 【暑い】のか【熱い】のかは、わからない。 masayaがまだTシャツを着てるので、あたしも上はセーターのまま。 下はショーツだけという姿でもう一度ベッドに入る。 キスをしながら、脚と脚が絡まる。 彼の太股にあたしの脚を絡ませて、あたし達はキスを繰り返す。 身体はmasayaの好きにさせたまま。 会話はほとんど、ない。 音の全くない静かな青い部屋にあたしの吐息だけが響く。
どれくらいそうしてたんだろう。 何十回ものキスを繰り返してmasayaの指に遊ばれて あたしの身体は潤んでゆく。
太股で遊んでいた指がふいにあたしのショーツの中に入る。 もう片方の手で、脚を大きく広げるように動かされて masayaの指はそぉっと、あたしの入り口を触る。確認するように。
ヤダ。確認しないでよ、、、。
大丈夫、ぜんぜん【起動】してないよ。
そう言って、笑う。
確認しなくても、あたしにはわかっている。 彼の指が触れた時には、小さな音がしたもの…。
一通り、あたしの身体で指を掌を唇を遊ばせてから、 masayaは徐々にセーターをまくり上げて行く。 あたしは、途中まで捲りあげられたセーターを脱ごうとする。 その一瞬に、彼の唇はあたしの乳首を口に含む。 脱ぎ捨てる間ももどかしく、あたしは喘ぎ声をあげてしまう。 履いていた黒いショーツも脱がされて、masayaも裸になって カーテンを引いて、薄暗くなった=青い部屋=。 あたしとmasayaは再確認するように、抱き締めあってキスをする。
【彼が発見した場所】で舌が踊る。 こんな場所が感じるとは思ってもみなかった。 指はあたしの首筋を愛撫し続ける。 彼の肩であたしは唇を塞ぐが、声を抑える事はできない。 十分に潤った箇所からまた溢れるのを感じる。 彼の身体の一部分をあたしは自分の太股に感じて どうしてもそれが欲しくなる。
上になったmasayaがもう入って来ると言う時、 ふと彼が動きを止めた。
試してみようか?
え?何?あ、アレ?
そうだよ。試してみないとだ。
笑いながら彼はベッドの枕元に置いてあった小さな箱を取り出す。 この間『地雷ホテル』に行った時にどうしても販売機の300円のおもちゃが 気になって、その時に買ったやつだ。 買って開けてみたはいいが、ふたりして、爆笑してしまった。 いぼがついた輪っかは、ペニスリングと言うものらしい。
なんかお間抜けだよねぇ。
いや、試してみないとだろ?
じゃぁ、あたしは体験記を書くのね?
書くのはゆうちゃんだ。
彼のペニスの真ん中あたりに、そのリングをはめて、上からコンドームをかぶせる。 それが入って来る。 なんだか、違和感。 あたしはmasayaとセックスする時にゴムを使った事がないので そのせいかもしれない。 ゆっくりと全部入れて、あたしは溜息をつく。 彼が動き始める。
どう?
わかんないよ。…違和感はあるかな?
そうか。じゃぁ、違うやつにしてみよう。
笑いながらまたリングの位置をこんどは先端に近い方にずらす。 そして、もう一度彼があたしの中に入って来る。
あっ。
ん?どした?
さっきよりは良いかも、、、?
少しの間、そんな馬鹿な【実験】をしていた。
masayaが言う。
もういいよ。ていうか、俺は気持ち良くないよ。
そだね。
実験終了。 全部外してしまって、今度はちゃんとそのままの彼があたしの中に入って来る。 masayaの手はあたしのお尻の下で、あたしの腰をぐっと持ち上げる。 こうするといっぱい入って、一番奥に感じるから。 子宮口に当たる感じ。それでもまだ、奥へ奥へと入って来ようとする。 少し痛いような、それでいて、とても気持ち良くて ほとんど動かずにあたし達は少しの間、その感覚を楽しむ。 時折、ぐっと突かれると、思わず声が出てしまう。 もう、それ以上は入らない、、、。 でも、もっと奥まで、奥まで。 あたしを強く抱き締めながら、masayaは小さく吐息をつく。 あたしはその声を聞きながら、また感じてしまう。
しばらくその感覚を味わった後、彼は今度は激しく突きはじめる。 壊れるかと思う。
masayaの両肩に両足の足首を乗せて あたしの両足を掴んで思いきり開いて 腰を高く持ち上げられて 膝を彼の手で固定されて いろんな体位で、彼はあたしを激しく貫く。 押し寄せる快感で、あたしの声が大きくなってくると 唇が塞がれる。 両足を上げて、masayaの首に腕を回して、キスされながら、あたしはイク。
繋がったまま抱き抱えられて、いつものようにあたしは上になる。 前後に身体を揺らしながら、あたしはもっともっとと乱れてゆく。 もうだめだと告げると、それを合図のようにmasayaはあたしを突き上げる。 逃げるようにあたしは後ろに崩れてしまう、彼はまだ動きを止めない。 自分の意志とは関係なく身体が波打つ。バウンド。 ベッドから頭が落ちてる。もう一度引き寄せられ、また繰り返される動き。
もう、ダメ、、、。あたしはmasayaから逃げるように身体を引き離した。
荒い呼吸を落ち着けようと、あたしは彼に背を向けてすこしの間休憩する。 彼の手はその間もあたしを撫でている。 ほんの2ー3分の休息の後、あたしは後ろ向けにされる。 背中にmasayaの気配を感じて、 脚の間に彼を感じて、期待してしまう。
あ…入って来る…。
masayaのセックスは激しい方だとあたしはいつも思う。 激しく強く突く。 壊れそうになりながら、あたしは声をあげる。 バックで思いきり突かれて思わず口走る。
イカセテ…。
最後はいつも正常位で迎える。 動きがひときわ早くなって、あたしももういきそう。 masayaがあたしに呟く。
中で出しても、いい?
あたしは喘ぎながら答える。
…奥…で。
引き付けられて、彼を一番奥で感じながらあたしは果てる。 抱き締められてキスをしながら収縮する。痙攣する。
あ、小さくなってくよ。
そう言って笑う。 身体が離れた時に、たくさんの液体が流れ出るのを感じた。
帰らないと。
ん。そだね。
でも、気持ち良くて、このまま帰りたくなくなるよ。
寝不足のmasayaは今にも寝てしまいそう。
ねぇ、寝る前に送ってね?
そのつもりだが。
来週…年末までには、もう一度逢いたいです。
あい。そうですね。
他愛のない話をしながら、ちょっとだけ裸でじゃれあって、 相変わらず、キスなどしながら あたしは帰り支度を始める。 masayaはベッドの中で布団にくるまって子どものような顔になる。
微笑んで子どものような顔を見ながら、あたしは化粧を直した。
完了。
あい。
起きだして、服をTシャツとトランクスをぼぉっと身につけるmasayaに抱き着くと そのまま、ベッドに倒れた。
キスして。ちゃんと。
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駐車場まで送ってもらう帰り道に masayaがいつも行く珈琲専門店がある。 彼がガリガリする豆はここで調達している。 この間、来た時のハワイアン・コナがおいしかったので あたしもここで豆を買う事にした。
ねぇ、masayaくん、いつもなに?
グァテマラ。
そかぁ、どうしようかなぁ、、、。 やっぱり、ハワイアン・コナ 200g。
生憎うちには、コーヒーミルがないので、その場でひいてもらって、 1260円支払って、あたしは念願のハワイアン・コナを手に入れた。 これで、家でも美味しい珈琲が飲める。
masayaと同じ店で買ったのが、また嬉しかったりして。
待ち合わせた場所まで送ってもらって masayaは車をあたしの車の横に止めた。 反対側の車には、男の人が乗ったまま。
ね、人が乗ってるね。
そだね。
そう言いながらさよならのキス。 masayaの唇が、少しだけピンクに染まった。
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