優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2002年01月04日(金) 金曜日/初。

3が日が終わって、一通りの挨拶も済ませて
4日はやっと自由に動ける。

あたしはこの日バーゲンを見に行くつもりだった。
前日にmasayaに電話で予定を聞く。
何もなければ午前中に逢えるかもしれない。

一応、午前中に出られるようにしといてね。

あい。わかった。


当日、朝。
お風呂に入って上がって来ると、携帯にメール着信がある。
masayaからだ。

申し訳ない、仕事が終わらないので今日は無理です。

落胆。


少しの間考えて、あたしはやっぱり顔だけでもと思って
彼の部屋に行く事にした。
車に乗り込んで、途中から電話をかける。

顔だけ見にいってもいい?今日は襲わないから。

どこに?

masayaくんち。

今どこ?

まだ途中。

じゃぁ、煙草を買って来ておくれ。


半ば無理矢理みたいな感じで、あたしは彼の部屋に行く事にした。
でも、本当にすぐに帰るつもりだった。
仕事が忙しいのはわかってる。
でも、どうしても逢いたかったの。

煙草を買って、寒い中を駐車場から歩く。
トントントンと3回ノックをすると、スウェット姿のmasayaがドアを開けてくれた。


あけましておめでとうございます。

あい。おめでとう。


仕事の書類が散乱してる=青い部屋=。
奥の6畳まで行って、あたしはmasayaのTシャツの下に手を差し入れる。

うわぁ。冷たいよぉ。

そうよ。冷たいよぉ。外寒いもん。

嫌がるのが楽しくて、少しの間、そうやって遊ぶ。


masayaはあたしの前にファンヒーターを持って来てくれて、
ベッドに座って煙草を吸う。
あたしは、畳の上に座って煙草を吸う。
だって、くっつくと帰れなくなるもの。

買って来た珈琲ゼリーを分けて食べて、ベッドに座るmasayaに寄り掛かるように
あたしは畳に座る。

キス。
2002年初のキスだね。

masayaの手があたしの胸を触る。



初乳ですか?

あい。そうです。

起動させたらダメだよ。

いいぢゃん。

2002年初起動で、初放置は嫌です。

心配しないでも、放置はしないよ。

あたしは襲わないって約束したから。

ぢゃぁ、俺が襲うって事でいいよ。



masayaがそう言って笑った。
ベッドに倒れ込むようにして、あたしたちは抱き合う。
あったかぁい。
たくさんのキスして、たくさん抱き締めて貰って、
あたしは幸せな気分になる。


うーん。楽しくないなぁ。脱がせてしまおう。

あ。あたしまだちゃんと終わってないかも。

年末から生理になってたので、まだきちんと終わってない。
でも、ここまで来たらもう止められない。
あたしもmasayaも。

新年の御挨拶よ。

そう言いながらあたしは彼を口に含む。
たくさん愛撫して、あたしもたくさん感じて濡れて
そのまま上になって、あたしは彼を少しずつ身体の中心に入れて行く。

ああっ、、、。

声が出てしまう。
少しずつ動くと彼が下からあたしを突き上げる。
ひさびさの快感。
声を上げてあたしはイク。
下に組み敷かれて、奥まで貫かれて、激しく動く彼に合わせてあたしは感じる。
貫かれたままキスされて、彼のイクのに合わせてあたしは果てる。
いつもより、少し短い時間のセックスだった。
でも、快感はいつもと同じか、それ以上かもしれない。

裸でベッドに並んで寝てると、とても温かくていい気持ち。
あたしはmasayaの鎖骨を噛む。
肩の筋肉を噛む。
腕を噛む。
そして、右脇の下の筋肉。ここが一番好き。
腕を上にあげると、脇の下から背中にかけての筋肉が隆起する。
左腕だと同じようにならないのが不思議。やっぱり利き腕だからだろうか?
大きく噛み付くと、筋肉まで達して、口の中でこりっと音がする。

いやぁぁぁん。嬉しいぃ。

ジタバタと喜ぶあたしを見て、masayaが笑う。

なんて、オバカなんだ。笑。

いいぢゃん。好きなんだもの。
趣味の問題だよ。あたしは筋肉が好きなの!

彼の身体の色んな場所に、筋肉の隆起を発見してはあたしは歯形をつけて行く。
でも、やっぱり右脇のところが一番気持ちイイ。


ねぇ。

ん?

あのさぁ、あたしね、キシロカイン(表面麻酔薬)持ってるんだけど。
今度ここにいっぱい塗るからさぁ、もっとちゃんと噛ませて。

ヤだ。

どうしてよぉぉぉぉ。痛くないから。

ヤだよ。痛いよ。

そうかなぁ。思いきり噛んで、それから、首を左右に振ったりしてみたい。


そんな馬鹿な会話をしながら、笑いながら時間は過ぎて行く。
今は小さくなった彼のものを、あたしはもう一度口に含む。
徐々に形状が変わって行く。


ああ、おもちゃにされてるのか?

ねぇ。楽しいよ。

そうか?

ここも筋肉だったらいいのにねぇ。鍛えて筋肉つかないかなぁ。笑。

つかないよ。笑。


もう帰る時間が迫ってる。
あたしはもう一度大きくなった彼の上に少しずつ腰を沈める。
また快感。何度感じればあたしは気が済むんだろう。

そんな事を考えていたが、それも快感に飲まれてしまう。

あたしが下になっていると、ふと流れ出る感じがした。

あっ。


ああ、シーツに染みが出来てしまった。

ちゃんと終わってなかったから、あたしの血液とmasayaの精液が混ざったものが
流れ出て来てしまったの。


うーんと、今日は終わりにして、取りあえず洗濯しないと!

あい。

慌てて、ベッドシーツを外してみると、ベッドパットまでうす赤く染まってしまっている。
裸で手間無しブライト。なんて間抜けな光景だろう。

漂白剤をつけて、それからすぐに洗濯機を回す。
その間も彼は裸のままだ。


ごめんなさい。年明けすぐから汚してしまいました。

いへいへ。ちゃんとしっかり洗濯するモードにしといたから。

じゃぁ、もう悪さしないように服を着る事にします。


青い部屋の小さな庭で、洗濯機が回る音がしてる。
あたしはその音を聞きながら、洋服を着て、煙草を吸う。
masayaもTシャツとスウェットを着て、煙草を吸う。


ねぇ。駐車場まで送って下さい。

それはちゃんと着替えろって事だな?

部屋を出る前に、もう一度キスをして
手を繋いで寒い中を駐車場まで歩いた。

車に乗る前に、さよならのキス。

逢えて良かったです。とっても嬉しかったです。
今年もやっぱり、masayaのこと好きだなぁって
あたしはこっそり心の中で思った。






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