2002年12月30日(月) |
2002 Last date #2 |
深夜のドライブから戻ったあたしたちは 空腹を満たすために、買って来たたこやきとアルコールを摂取する。
もちろん、その間に浴槽に湯をためる。
おいしいねぇ。
おいしいねぇ。
相変わらず、キスもハグもない。 車の中で手を握っただけ。 そういうとこね、にぶいのかしら? わざと?
彼があたしの部屋に来るのは、もう4度目になる。
一緒にお風呂に入るのは何度目だろう。 相変わらずmasayaは風呂好きさんで 夜と朝の2回は必ずお風呂に入る。
お気に入りの入浴剤と 少し酔ったあたしと ご機嫌なmasaya。
素敵にしあわせだと思った。
それでもお風呂から上がったあとも、彼は何もしない。 たくさんのお土産のCDと交換条件。
…何もしないのね。
あい。しません。
仕方なく、あたしは彼に唇を寄せる。 仕方なく?仕方なくなんかじゃない。 あたしがしたいから。 彼が喜ぶから。
それでもいつもなら、あたしの身体を愛撫してくれるはずなのに 今日はそれもしない。
ね、どして?
確認だよ。
焦らされて、泣きそうになってあたしは彼を欲する。
いじわるいじわる。
どしました?いじわるじゃないよ。
だって…。
何もしてないのに、濡れてるなぁ。
…。
じゃぁ、そろそろ入れてみようかなぁ。
悪戯をする子供のように、ソファの上でmasayaはあたしの両足を持ち上げる。あたしはもうされるがままだ。 身体を突き抜ける快感に身を委ねると 抑えきれない声が静かな部屋に響き渡った。
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寝室に場所を移す。 あたしの寝室は夜はとても寒い。 冷えきった部屋にmasayaの体温がとても熱く感じられる。
あたしの身体はいつも冷たい。 それなのに繋がっている箇所だけがとても熱い。 飽きる事なく、あたしは何度も果てて 繋がったり離れたりを繰り返して 離れるとそれはそれで淋しくて あたしは何度も彼を口に含む。
~*Yuuちゃんはそれが好きなんだね。
違うよ。好きじゃない。
でもいつも自分からくわえてるよ。
違うの。そういう風にされたの。
そうか?でもくわえるだけで濡れるよ。
そんな卑猥な事を耳元で囁かれて、あたしはまた濡れる。
長いセックスだった。 いつもなら、あたしの中でmasayaは果てるのだけど 今日は【約束】があった。
最後は口で。
あたしの長い愛撫のあと、それは一瞬大きくなって口の中ではじける。 masayaの少し恥ずかしげでそれでいて満足そうな顔をみて あたしは嬉しく思った。
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いつもは一人で眠るセミダブルのベッドは ふたりで眠るには少し窮屈。
あたしは睡眠薬を1錠飲む。
彼といると気分が高揚して眠れない事がわかっているから。 一晩中の腕枕が痛くないか気になって眠れないから。
温かい体温に包まれて、あたしはシアワセに眠った。
気付くともう昼前だった。 それはそうよね。眠ったのは午前五時。
昨夜のディスカウントストアで仕入れた変なカレーで昼食を取り お約束のように、またお風呂に入る。
出かける場所は、最近できたショッピングセンター。 クリスマスプレゼントを買ってもらおう思ったけど なかなか気に入るのがない。 というか、鳴り物入りで出来た場所のわりには たいした店もなかったので、ちょっと失望。
夕方からは予約をしていた店に出向いて ゆっくりとした夕飯を採る。 masayaはいつもおいしそうにご飯を食べるので 一緒に食事をしていると楽しい。
ふらふらとあたしの勤めてる店へ出向き またディスカウントストアーでアクセサリーを物色し やっぱりサイズがないと嘆いて、 店頭に新しく出来たコロッケをかじりながら歩く。
とっても楽しい。
masayaといると、単純に子供のように楽しいと思う。 それが彼の性格なのか、それともあたしに気を使っているのかは あたしにはわからないけど。 素敵なデートだった。
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部屋に戻って、また少しお酒を飲み また一緒にお風呂に入る。
キスマークつけて。
左の胸に小さなキスマークがふたつつけられる。 お返しにあたしはまた彼を口に含む。
やっぱり好きなんだね。
masayaが笑う。
好きじゃないもん。
お決まりの台詞をあたしは言って お決まりのように彼はあたしを弄って
ほら、やっぱり濡れてるぞ。
と勝ち誇ったように言う。 そのまま後ろ向きに立たされて貫かれる。 短時間の前後運動なのに、あたしは小さく果てる。
寒い寝室にファンヒーターを持ち込んだ。
最近は前戯がないと嘆いていたら 寝室が寒いから前戯どころではないとmasayaが言う。 だから、温かい部屋で抱き合う。
masayaはあたしの事を感じやすい体質だという。
だから前戯なんて必要ないんだよ。
それはちょっと違うんぢゃなひ?
念入りな愛撫。 背中や肩や太腿や首筋や唇。 いろんな場所をmasayaの唇と指が這う。
もう…いいです。
我慢出来ないあたしは、彼に訴える。
目標は1時間半だよ。
そんなにいらない。あたしが我慢出来ない…。
繋がりたくて欲しくて 訴えて、やっとのことで、彼があたしの中に入って来る。
何度も繰り返される行為。 何度も押し寄せる快感。 小さな発見。 新しい場所。
中でイッテモイイ?
頷くあたしの中で彼が果てる。
やっぱり受け止めて終わる方が快感が大きい事を発見する。 両足の震えが少しの間止まらなかった。
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