優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2003年04月13日(日) 関東2泊3日。3

朝目覚めて、あたしは少しmasayaに悪戯する。

これもいつものこと。
でも、すぅすぅと寝ている彼は、あたしが上から乗っても起きる気配もない。つまんないの。あたしもつまんないと思ってても襲ってしまう。学習しないわ。

それでも、一度だけイッテ、ふぅと溜息をついて離れる。

ギリギリまで寝かせてあげようと思う。


10時にチェックアウト。
今日の行き先は、ナムコナンジャタウン。

今回旅行の計画をたてるまで、こんな場所があることも知らなかった。
ナンジャタウンにはそんなに興味がないのだけど、その中にある、餃子タウンに惹かれる。

「お昼は餃子ですか?」

「あい。餃子です。」


入園券を買って、一通りナンジャタウンを見て、それから、いざ餃子タウンへ。昔懐しい町並の中に、13店舗のお店がある。


大阪餃子の店で並んで食べる。おいしい。
九州餃子と宇都宮餃子と、中国餃子と、東京餃子と、静岡餃子と、揚げ餃子と。
あたしはみかん水を飲んで、masayaはビールを飲んで、餃子だけでお腹いっぱい。結局計算してみると、餃子だけに4000円とか使ってたり。


ナンジャタウンのゲームセンターでふたりで卓球ゲームをしたり、masayaはストラックアウトでパーフェクトを出してたり。普通に楽しい。デートって感じがしていいなぁ。


ベンチに座って休憩して、次はどこへ行くかの相談。
いろいろ行きたいところはあるんだけど…。
原宿も行った事ないし、銀座とか。

東京って広いんだよね。びっくりしちゃう。



最終的に東京タワーに行く事にした。文字どおりのお上りさん。でも、やっぱり東京タワーには行くべきだなと思った。前回来た時は、高いところが苦手だったので、途中の展望台で止めたんだ。




東京タワーを遠目で見る。
高いなぁと思う。
近付くとどんどん大きくなる。
地元の人は来ないんだろうね。
修学旅行生がいた。

チケットを買って、エレベーターを待ってると、いろんな地方の方言が聞こえた。あたしの喋る言葉も大阪弁だけどね。


展望台から見る下界は、曇ってる。
ああ、夜に来ればよかったんだと、今頃になって気付いてみた。おばかさんだなぁ。特別展望台に上がるのって、またお金いるの?びっくりしちゃったよう。しかもすごい並んでるし。


並んで並んで、やっとのことで、エレベーターへ。特別展望台はやっぱり特別高かった。それに狭かった。くるっと一周回って、はい、終わり。あれ?こんだけなの?笑


写真を少しだけ撮って、また下りも並ばなきゃなんない。なんだこんなのかぁと思ったけど、目的は果たせたので、満足。
そして、東京タワーで下らないお土産を買った。


もう、いい時間だ。


「ここから、あたしは羽田までどう帰れば良いの?」

「バスがあるはずだ。」

外へ出ると、ちょうど浜松町行きのバス。発車時間はすぐ。
え?もう出るの?ねぇねぇ、masaya君、東京タワー撮って!

カシャっとシャッターを押して、フィルムが出て来た。
もう出発時間。


東京のバスは前から乗って、先払い。慌てて210円を入れると、10円が戻って来た。


「阪急バスと間違えてるだろ?」


ドアが閉まる。
ちゃんと行き方聞かなかった。大丈夫だろうか?羽田。


それにしても、ちゃんとバイバイも出来ずに、最後が「阪急バスと間違えてるだろ?」なんて…。


相変わらず。





知らない道で、知らない場所へ行く。
いくつ停留所を過ぎても、浜松町とは言わない。不安でメールを入れる。

「まだ着かない。」

「聞きたまへ。」

聞こうかと思ってると浜松町についた。
飛行機の時間までギリギリかもしれない。
が、私鉄の電車は走ってるけど、モノレールが見当たらない。
わからないし、時間がなくて、焦ってしまう。メールを入れると電話が鳴った。


「上だよ上。」

「え?どこ?」

「ずっと上に上がるんだよ。表示出てないか?」


建物の中に入ると、モノレールの文字。


「ああ、あったあった。わかった。」

「あい。がんばって乗りたまへ。」



浜松町からモノレールで25分程。チェックインは終わってるからあとはセキュリティだけ。でも時間はギリギリ。


モノレールの車窓に映る知らない景色を眺めながら、慌ただしい3日間を振り返って、あたしは微笑んだ。


masaya君。ほんとありがとう。



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~*Yuu
エンピツ