DIARY
受話器を置きながら ふと漏れる ため息いつか あなたを 悲しませてしまいそうなそんな予感探している本が見つからずに手にとった 一冊の物語。心躍る事もなく、ありきたりで最終回まで見えるような。それでも 読む手を止められない。そうね 物語は嫌いじゃない願わくば 途中で予想を裏切ってびっくりするようなことが。なさそうだと 思いながら 淡々と続きを読む。書いてるその人は 幸せそうだから。そんな顔を思い浮かべながら。