2004年03月31日(水) |
小説「塗り仏の宴 宴の支度・宴の始末」 |
■塗り仏の宴 宴の支度・宴の始末/京極夏彦
支度と始末の2冊、何とか読破。
今回は『中善寺の事件』なんですねぇ。
登場人物とエピソードが多すぎて、覚え切れません・・・。 今までの作品からも登場するからねぇ。 相関図がほしいなぁ。
去年あたりから、この京極堂シリーズを読み始めたから、まだ何とかついていけるけど、 刊行時に読んでたら、すっかり忘れてるでしょうね。
専門的な話になると、時々、訳判らなくなるし。 京極堂の話をぽかーんとした顔で聞いてる、関口さんや、鳥口さんのようになってるよ。 それでも、途中で止める気はまったく起きないけど。
支度で絡まったたくさんの糸が、始末でほどけていくのが面白い。 (きっと、ほどけきってないのだと思うけど) それと、なんていうのかな?文章の独特の間っていうか、そういうのに嵌っちゃう。 あ〜、上手く言い表せない。
そして、やっぱり、榎木津探偵が好き。 この人出てくるとページの進みの速いこと。 今回も見事な傍若無人っぷりでした。
『離れて解る榎木津の恩と云う格言を胸に仕舞っておけ!』
わははは〜、これ、サイコー。 それでもって、超美形なんだからたまらない。
さて、次は、『陰摩羅鬼の瑕』か。 榎木津、いっぱい出てくるといいな。
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