セシルの日記

2004年05月07日(金) 小説「図南の翼」・「今度はマのつく最終兵器!」


■十二国記 図南の翼/小野不由美

12歳の珠晶が恭国の王になるべく蓬山を目指す話、ですね。

珠晶のようなこまっしゃくれた弁の立つ女の子、好きなので、読んでいて小気味よかった。

この十二国記シリーズはアニメを見てから読み始めたので、
アニメ化されてないこの話は解り難いかなと思っていたらそんなことなかった。
この話もアニメ化してほしかったなぁ。
今までのより政治色が薄れて、冒険色が強い感じ。殆ど野外だしね。
それと昇山の仕組みというか、黄海の様子もよくわかった。

生意気だけれど真っ直ぐで一途な珠晶が、正論だけではどうにもならないことを学んでいく。
その姿に周りの大人も何かを感じて。

ラストも一捻りしてあって、面白かった。


■今度はマのつく最終兵器!/喬林 知

そういえば、これも十二国記同様、異世界に飛ばされる話だわ。
(珠晶は元々その世界の人だけど)
な〜んて、全然違いますが。

ちょうど展開がアニメと同時ぐらいで、頭の中でごっちゃになってる。

相変わらずテンポがよくて楽しい。
笑いどころ満載です。
アニメ同様、わがままプーが可愛くて可愛くて。

ギュンターの壊れっぷりがアニメよりアップしてるかな。
ギュンターの「陛下ラブラブ日記」にウケた。これアニメに出てきてないよなぁ。
ヴォルフラムに朗読してほしかった。

ユーリも少しずつ王らしくなって・・・・きた?
相変わらず、正義感の強いところは好感度大です。

そして、グウェンダルのラブリーな趣味も、悦。



****只今読書中****
<魍魎の匣/京極夏彦、黄昏の岸 暁の天/小野不由美>




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