珈琲の時間
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2001年12月27日(木) イエローサブマリン

18時に仕事が終わり予約してあった美容院へ行く。
今日はカットとカラー。
気持ち良く年をこすためにさっぱりとしておきたい。
どんな髪型にしようかは決まって無く
もう少し伸ばしたいなといった程度。
カラーは赤系かな?でも今回はちょっと明るくていいかな?
前回は『リアル栗色』がテーマで violet+redにカッパーをプラスした。
はっきりとは決まって無いのでいつものごとくお任せコース。
結局カットは後頭部の当たりを少し軽くしたくらいで
前髪は今回は作らずにセンターパートで。
カラーは yellow+green
少し明るめ。

カラーが終わってトリートメントしてその間は入れ代わり来る知った顔の店員さん達と珍しく会話が盛り上がっていた。
お客さんの数が少なかったのもあるんだけど。
一番最後までかかって店の客が自分だけなのはひさしぶり。
やっとカットに辿り着いた。


この担当さんに決めてからもう3年たった。
初めてこの人に切ってもらった時は指名して無かったので
男の人が来た時は正直とても嫌だった。
この人は仕事なんだからと思う事で我慢しようと思った。

だらだらした会話も無く夢中でカットする姿が印象的だった。
とても真剣な顔をしているのを見て自分に罪悪感を感じた。

夢中になるもの。頑張れるもの。向かっていくココロ。
思い出させられた。

仕事も止めて不安定な状態で生きていた時にキラリと光ったんだ。
避けていてはいけない。進まなければいけない。


その担当さんは今年はいい事がたくさんあったらしく
カットしながら突然に『今年のベスト10は?』と聞いた。
その瞬間に頭に浮かんだのはとても悪い事だらけで
とても悲しくなって『聞かない方がいいよ。』
そう言ってしまった事がまた悲しくて、笑い返すのが精一杯だった。

救いは店長さんが持って来て見せてくれた今月生まれた子供の写真。
とってもかわいくってココロが和んだ。

帰り際悪い事を言ったと思ったのか担当さんが
『来年はきっといいことがあるから』と言ってくれた。
あまり良く聞こえなかった。


車がとても冷たい。エンジンをかけて暖まるまでじっとしていた。
帰ろうと走り出して駐車場を出た時に涙がボロボロ出て来て止まらなかった。
何で今頃泣いているのかなんてわからない。
ただ、止まらないから。泣きながら帰った。



urahihc |mailココロのスキマ

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