珈琲の時間
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昨日までの肌寒い曇り空は何処へやら。 やっぱり今年も暑かった。 熱気から生まれた汗が肌を覆い窒息しかける夢を見る。 夢?あれは夢なんかじゃ無かった。 エアコンをつければいいじゃないか。 スイッチを押すのは簡単な事だけど 君を思う気持ちがその気を失わせる。 あるいは暑い暑いあの日に帰って あの分岐点からやり直す夢を見たかっただけなのかも知れない。 未だ脳裏に焼き付いて離れない君の瞳の鈍い色。 どれほど苦しかったのだろうか。 どれほど悲しかったのだろうか。 ああ、もしも願いが叶うとすれば もう一度、君に逢いたい。
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