映画 - フラガール --- 2006年12月23日(土)

フラガール --- 日本/2006

監督:李相日
脚本:羽原大介/李相日
出演:松雪泰子/豊川悦司/蒼井優

なんとなく素人たちが頑張って一致団結して一つのことを成功させる、というウォーターボーイズとかスウィングガールズとかのイメージがあって、
まあ観なくてもいいかなーと思ってたんですが、地元で特別上映会があり父が既にチケットを入手していて(仕事関係で観るきっかけがあったらしい)、ついでに私も観に行きました。
上映会前にフラダンスのショーがあって、ちょっと会場があったまったところで上映でした(笑)。

イメージとそう違わない内容でしたが、青春映画のジャンルには括れないなと思ったのは、その必死さでした。ご飯を食べるというのはとても大変なことなんですよね。
エネルギー源が石炭から石油に代わると言う過渡期の炭鉱町……それだけで過酷さが想像できてしまいます。勝手なイメージかも知れませんけど。
冬は寒さの厳しい東北にハワイセンターを作ろうというのは、炭鉱をやめさせられた人の働き口を確保するというだけじゃなくって、暖かく恵まれた気候のハワイという土地への憧れを感じました。
踊りってものすごく儀式的なものが底辺にあって、神様へ何かを祈るためのパフォーマンスだと思うんです。
詳しく調べたりしてないんでこんなこと勝手に書いていいかわからないんですが、フラダンスもやっぱりそんな儀式的な要素を含んでいるんじゃないかなあ、という想像をしてみました。
そうすると、常磐でフラダンスを踊るというのはとても必然性があるような気がしてきます。

蒼井優ちゃんの踊りがきれいで、映画の見せ場に相応しかったです。
しずちゃんはいるだけで画面の空気を作るので大好きです(笑)。

(AT THEATER/20061223)