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■ 辛い・・・
今日のバーニーズマウンテンドックの子は、 昨年の12月に乳腺腫瘍が出来て、悪性と診断されていた。 私が会った時は、まだ検査前で腫瘍の大きさも直径が2cmほど だったのだが(12月の時点)、今日来たら直径は7cmほどになり、 腋の下や左前肢などあちらこちらに転移していた・・・。 手術という段階ではもうなくて、 あまりにも進行が早くて獣医さんも手の施しようが・・・って状態らしい。一応、痛み止めを処方されているようだけど、 元気な頃を知ってるから、やっていてしんどかった。
昨年、亡くした犬も悪性の腫瘍だった。 3月に乳腺腫瘍(悪性)を手術し、転移が見られなくて喜んでいたのに、 11月に肝臓腫瘍が発見され、あっという間に・・・。 病院で働いてるときいっぱいこういうケースを目にした。 病院で働くのをやめた理由の1つは、 どうしても感情移入をしてしまう自分がしんどくなってきたから・・・ 心の部分が疲れてしまったから。 たぶん、自分の犬を当時子宮の病気で失ってっていうのが、 尾を引いてしまった結果だったと思う。 冷静に看護が出来なくなってきていた。
トリミングでは、そういう経験ってほとんどしないはずだった・・・ でも、何らかの病気を抱えていてっていう子達がいないわけではないから、 自分の知っている犬がっていうのを避けることは出来無い。 洗っていて、犬が辛そうにしてきたり、乾かしていてふらつく姿を見て、 自分の犬の状態とダブっちゃって、涙が・・・・・。 泣きながらトリミングをするのはいけないのだとわかってるけど、 我慢するのは無理だった。 無理させないように気をつけながらの90分間だった。 送迎でお届けした際に、 飼い主さんが「あとどれくらいお宅にいけるかな?いける間はよろしくね」って言ってくれたのだけど、 上手く言葉が返せなかった・・・ 帰りの車内で、不覚にも泣いてしまった。 現実を受け止めるっていうことは大切なことなんだけど、 まだまだ未熟者な私だ。
2004年03月13日(土)
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