いぬとこ日記
うにゃ



 耳が聞こえないと言うこと

さっきまで、ドラマを観ていた。
ドラマではもちろん人間が主人公なのだけど、
今日の話は犬が主人公。
昨日からホテルでお預かり中のパピヨンのマー君は
生まれつき耳が聞こえないらしい。
飼い主さんがペットショップでこの子を購入して、
しばらくして行動などが変だって気がついて
病院で診てもらいそれで判明したそうだ。
だから、名前を呼んでも×だし、しつけも難しい。
でも、飼い主さんの努力の結果、トイレは失敗せずに
ペットシーツの上で出来るし、性格的にも問題は無いし、
とても障害があるとは思えない子になった。

ただ、鳴き声が自分で聞こえないので、すごく大きい・・・。
めったに鳴かないのだけど、送迎でケージに入れて、
そのケージから私の姿が見えないと大騒ぎをする。
慌てて車を停めて、ケージの向きを変えないと
通行人が振り返るくらいの大音量で到着まで騒ぎまくる。
預かっている間は、ケージの中だと落ち着いて寝ているけれど、
部屋に出すと寝ないで動き回っている。

人間であれば、ドラマのように手話で会話をしたり、筆談をしたり、
読唇術が使えれば口の動きで言っていることが判るし、会話が出来る。
意思の疎通がはかれる。
だけれど、犬対人間ではそれが出来ない。
もともと、会話が困難なわけだけれど、
一方的だけど人間の発する言葉を犬は知ることが出来るのに、
マー君にはそれが出来ない。
どうなんだろうか?
生まれつきだから、こういうもんだって理解してるのかな?

去年から息子さん宅でマルチーズを飼い始めたので、
時々一緒に遊ばせるようになったら、
なんとなく表現が豊かになってきたと聞いた。
預かってる最中も観察していると、
マルチーズがこちらの言うことに反応して行動すると、
その様子を見て同じような動きをするような事があることが判った。
マー君なりの進化だ。

2004年05月02日(日)
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