即興詩置き場。

2002年01月18日(金) 別れた女がみんな幸せになってくれていると嬉しい。



初めて付き合った人は高校の後輩で、
俺が三年生のときに一年生だった。
付き合い始めたのは俺が大学生になってから。
遠距離恋愛で、半年くらいしか続かなかったけれど。
(じつはけっこうオクテなんだよ俺は(笑))

そのコはすごく成績が良くて、
大学進学率が99.7%、国立大学入学率70%くらいの、
進学校の中で学年1位を取るような女の子だった。
在学中に1年ほどアメリカ留学して、
その後医大に行ったという話を風の噂で聞いた。

お母さんは家裁で働いていて、お父さんは医者だった。
若い頃は僻地医をしていたそうだ。
彼女のお父さんとは仲が良くて、
彼女の家に遊びに行ったときとか、お父さんといろいろ遊んでた。
お母さんはなんか気の強そうな人で、少し苦手だったんだけど、
家族の話になったときに、あれやこれやで、俺はテキトーにごまかしてたんだけど、
(俺の家庭はいろいろ崩壊してたのよ)
後になって彼女からそういった話を聞いて「悪いこと聞いたなぁ」とこぼしていたことを、
彼女の口から聞いて、「ああ。」と思った。
(日本語になってないけど、「ああ。」としか表現できません。すまん)


はっきり言っていろんな女の子と付き合ってきたけれど、
彼女たちの名前は全部覚えている。
泣きながら別れた女の子とか、ケンカ別れした女の子とか、
いろいろいるけど、そして、
だいたいいつもフラれてばかりで、
でも、この歳になると、
「フッてくれたんだな」ってのはちゃんとわかっていて、
自分の若さとか身勝手さとか、
そういうことを思い出すたびに、
みんな幸せに笑ってくれていると嬉しいと切に願ってしまう。
みんな、そんなふうに、俺を育ててくれたのだから。


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