2002年04月06日(土) |
まだお休み中だよ(爆)。 |
ちょっとだけ書いておきたかったので。
というか、例のプロジェクトの話なんだけど、裏話も入るので向こうの掲示板に書くのもなんか場違いだと思いつつ、でもどこかで言っておきたいという気持ちもあって、こんな日記なんていう中途半端な場所に書いちゃうという猛烈なジレンマを抱きつつ。
俺がプロジェクトに参加した理由のひとつに、片野さんが企画を持ちかけたときのセリフがあります。
「この“爆撃”でダメージを負うのはネット詩だけじゃない。現代詩側も自分たちの詩が、ネット詩という開かれた場所でどのように評価されるかにおいて、ダメージを受けるはずだ」
(部分抜粋なので「ダメージを負わせるために行った」と受け取られかねませんが、プロジェクトにそのような意図はまったくないことを明言しておきます。)
この人は現代詩側のプライドも壊したいんだなぁと、そんなふうに思ってます。 敢えて「現代詩」「ネット詩」という2項を持ってきたのはそのためなんだって。 実際、片野さんは趣旨を説明して参加してくださいといろいろな詩人にお願いしましたが、多数の方に断られています。どんな詩人さんがどのような理由で断ったのかは、敢えて言いませんが。 また、レス返しもお願いしますなんて言ってたらおそらくこのプロジェクトは一生かかっても成立しないでしょう(もちろん段階を踏んでそこまで目指すつもりですが)。それほどの壁があります。壁を感じています。それをネットで活動している詩人の多くが知らないということも、壁だと思ってる。たぶん片野さんも俺も、そこに皆が想像する以上の“危機感”を感じてる。
ま、プロジェクトの開催場所がネット上だし、当然といえば当然なんだけど、みんな「ネット詩」という立場でしかもの言ってないんだよね。まだ。というか自分たちが「詩人」としてではなく、無意識に「ネット詩人」という立場でものを言っていることに気づいていない。片野さんの発言に見受けられるある種の困惑はそこに起因している部分もある、と、個人としては極論として思ってます。
スタッフとしてはもちろん、やり方に不備があった点を認め、反省すべきだと思う。次回へ活かすために。 でまぁ、片野さんも掲示板では強がってるけど(笑)、俺との電話では「まずかったなぁ」という趣旨の発言をこぼしてるので、あんまりいじめないでやってね(笑)。「爆撃」についての追及が終わったら(もちろんそれは追及すべきことです)、それで満足して終わるんじゃなくて、「詩」の現状がどのようなものでそれにどう対処していけばいいのか、それを「詩人」として考えて欲しいと思ってます。そのために行ったプロジェクトです。そういう議論になっていければいいと、まだ“始まった”ばかりのこの時期に考えてます。
「爆撃」からまだ4日しか経っていません。 考えなければならないことも考える時間も、 たっぷりあります。
と、この発言が言い訳だと思われないよう祈りつつ。
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