2002年06月04日(火) |
ある日、やってくる野性(ワイルド)なお母さんたちについて |
言い忘れてた。 日曜日、三省堂書店の帰りにフィクショネスという本屋に寄って 三上その子さんの詩集を買った。
三上その子さんはその端麗な容姿に似合わず 骨太な詩を書く。と俺は思ってる。 表現が骨太なのではなく、詩の芯が骨太なのだ。
神様だった私は スペアリブの脂身を ウハウハと食いちぎり いつかこうして 自分も誰かに 食われるだろうと思っていた
(「視肉になりたい」より抜粋)
そういえば詩学6月号にも詩が載ってた。
何も変わらないと 知っているのでこんなに楽な午後はない
(「私たちは午後の川辺に寝て」より抜粋)
いろんなイベントで何度か見かけたことはあるけど、 会話したことはない。 事務的な話はしたことがあるかもしれない。 去年のウエノポエトリカンジャム。 三上その子さんはヘソを出して踊りながら詩を読んでいた。 打ち上げの後、深夜、 上野公園で半分寝ながらみんなで花火して遊んでたときも、 三上その子さんはヘソを出していて、 なんかそれが普通で、 俺はその普通さに圧倒されていた。
記憶の中ではまだ圧倒されている。 普通であることではなく、 普通でいることは、 骨太な人じゃないとできないと思っている。
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