即興詩置き場。

2003年10月15日(水) 新潟県の公民館の数



新潟県の公民館の数


300
と裸のまま彼女が呟く
300?
300よ。
セックスした回数が300を超えたのだろうか
それとも300人目? まさか。

昼下がり
サービスタイムは終わっていない
まだどの部屋も満杯で
どこかから かすかに
声も聞こえる
シーツにくるまってもそもそと這い出し
テーブルの上の煙草を目指す冒険の旅に出ながら
「何それ?」と聞くと「秘密。300」
まただよ。
どうやら世の中では
秘密を持っていないと美人とは認定されないらしい
全然わからない。わかりたくもない。

事後の煙草が美味いのは
セックスをしたことのある喫煙者のほぼ100%が認めるところ
紫煙を吐きながら、ふと
300
妙なことを思い浮かべるが
300
馬鹿らしいので言わない。言いたくもない。
300
彼女はまだ呟いている
言ったらたぶん、笑われる。








お題提供↓
http://www.enpitu.ne.jp/usr7/bin/day?id=70716&pg=20130613

つーか、詩人の引出しをナメんじゃねぇよ(笑)。


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