即興詩置き場。

2005年10月26日(水) 異葬



異葬


遺さずに
消えるものはない
指先で
痕をなぞると
血の滲む感触
知っている
拒んでいる

肌の震えは
接する場所を
浮き彫りにして
揺れる
境界
けれども
破れることなく
混じることなく
棘、と呼ばれる
強靭な
その
ことなり
を
ほうむる
あとの
さきの
ひびの
きえる
これ
以上は
失った
言葉を拾おう

知っている
あれは
私の涙だ



 < 過去  INDEX  未来 >


いとう [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加