まぁうだうだ言ってても この激しい痛みは治らんわけで。 世の中はさすがに便利で 昨日述べた東洋医学の全てを味わえる 「治療院」というものがあり もうそこでプロに適切に処されちゃおうと 迷わず行けよ行けばわかるさと春一番も言ってるわけで 飛びこんでみた。 今日はそんなお話。 病院と言うよりあんま室。 そんな無愛想な部屋で先客のオバサンがひとり。 カーテン1枚で仕切られた待合イスに座りながらまず驚いた。 はぁ〜ん。はぁあ〜ん。ははは〜ん。そこがいいのぉ〜。・・・ 薄いカーテンが嫌な想像をさらにかきたてる。 熱い吐息を吐くオバサン。 これは一種のオバサンのための合法風俗なのかもしれない。 カーテンにもぞもぞ動く影に妙な興奮と恐怖を覚えた。 30分後オバサンは「お先でした」とつやつや笑顔で出て行った。 いよいよ私の番である。 ひとしきり症状を訴えたあと 鍼→あんま→テーピング という順をふむことに。 鍼は初体験だったが何事も無く終了。 そしてあんま。 応対してくれた先生はまだ若かったが やはり少し目が不自由そうだった。 彼の指が尺取虫のような動きで ひとつひとつツボを刺激する。 気持ちイイ。 これが気持ちイイのだ。 思わず はぁあ〜ん。である。 よく背中が性感帯なのと言う女性がいるが なるほどとても背中は気持ちイイ。 結局1時間ほど私は体をイジられた。 その間オバさん同様熱い吐息を吐きながら。 結果少し身体はラクになった。 いたれりつくせりで1時間5千円。 風俗並みの気持ち良さで5千円。 いや安い。またいくかもしんない。 私がその日最後の客だったのか。 あんま師の彼女と思しき女性が彼を迎えにきていた。 これがビックリするくらい綺麗な女性。 あんま師は若いが私より太っていて 目も少し不自由でお世辞にもカッコイイとはいえない風体。 なのにあの彼女。 答えは簡単。 おそらくあの彼女も あの先生のフィンガー・マジックにとりこになったのだ。 夜のスペシャルマッサ−ジもテクニシャンなのだ。 そうだあんま師はきっともてるのだ。 ということで あんま師になりたい。はははぁあ〜ん。
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