午前中は旅行の片づけやおつかいなどの雑用をスイスイと片づける。 私にしてはいい感じだ。よしよし、と思う。
そしてお昼はジャスコへ行った。 みーちゃんと「すがきや」でお昼ご飯を食べることにする。
「すがきや」は名古屋に本店のあるラーメンと甘味のチェーン店。 こっちに住んでいる人は好きな人、けっこう多いと思う。 でも、博多とか山口の出身の友人は「あれはいただけない」と言っていた。 むこうはおいしいラーメンがあるもんね、小さい頃に慣れ親しんだ味ってのがあるよな〜、となんだか納得する。
で、そのすがきやで私たちはおばあさんの2人組のとなりに座った。 おばあさんの会話が聞こえてきた。 「爆撃機」とか。 あっ、戦争の話だ、と思い耳をダンボにした。 するとおばあさんは「若い人にも聞いてもらいたいわ」と私のほうをチラチラと見ながら話した。 だから私もおばあさんの顔を見ながら聞いた。
おばあさんは空襲の時に6歳の子の手をひき3歳の子を背中におんで、 命からがら逃げたそうだ。 ちょうどみーちゃんくらいの子だって。 そしてやっと逃げて、気づくと背中の子の足が冷たかったと。
生きてたら、私の父や母と同じくらいの年なんだな、と思う。
おばあさんはニコニコと暖かい笑顔のやさしそうな人。 もう小学生のひまごがいるって言っていた。 そしてみーちやんに「大きくなりなさいね」私に「大事にしなさいね」と言った。
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